それでは、実機をセッティングしてみよう。
まずはmouse CA-A5A01 事務作業向けセット単体をセットアップした。PC本体は液晶ディスプレイの背面にあるので、見た目は非常にスッキリとしている。
付属のVESAマウントを利用すれば、PC本体をディスプレイ裏に隠すことで一体型PCのような使用感になる。大きすぎず小さすぎない23.8型で、事務用途にちょうどよいフルHD表示なのでマルチタスクも効率的に行える。非常にコンパクトで机上も最低限のケーブルで済むが、昨今のビデオ会議を使うシーンでは1920×1080ピクセルという画面サイズがやや狭く感じる。
昨今の事務用途では、2画面以上を使ったマルチディスプレイのニーズも高い。mouse CA-A5A01の映像出力は、HDMIおよびD-Sub 15ピンの2系統を利用できる。HDMI側はProLite XUB2493HS-B6で利用するとして、もし手元にD-Sub 15ピン対応のディスプレイが余っていればそれを、iiyamaブランドでもまだD-Sub 15ピン対応のディスプレイを取り扱っている。
もしHDMI対応のディスプレイしか持ち合わせていないという方は、D-Sub 15ピン→HDMI端子に変換するアダプター(あるいは変換ケーブル)などが市販されているので、そういった機器を利用することでマルチディスプレイが可能になる。
液晶ディスプレイを2台体制にすることで、作業領域が単純に2倍になるだけでなく、快適に業務をこなせることで作業効率が爆上がりとなる。今回紹介するセットはもともと設置面積も最低限で済むため、液晶ディスプレイ2台分のスペースで済むのもうれしい。
ProLite XUB2493HS-B6はピボット機能を備えているので、Web画面を確認しながらの業務もスムーズに行える。ビデオ会議やピボット回転させてWebサイトの確認/開発などマルチディスプレイ環境なら業務効率もアップする
mouse CA-A5A01の画面出力はHDMIとアナログRGB(D-Sub 15ピン)となるので、デュアルディスプレイ利用時は写真のようなアナログRGB→HDMI変換アダプターなどを別途用意する必要がある最後に簡単ではあるが、本機のパフォーマンスをベンチマークスコアで見ていこう。
CPU性能の指標によく用いられるCINEBENCH R23のスコアは、マルチコアが6219pts、シングルコアが1396ptsだった。スリムノートCPUなのでデスクトップ向けCPUと比較するものではないが、通常の事務用途には十分通用するスコアだ。
アプリケーション性能の指標としてよく用いられる、PCMark 10のExtendedスコアは4509ポイントだった。Overallとしてのスコアはそれほどでもないが、シナリオ別に見れば印象も変わる。本製品がメインとしているホーム用途のシナリオ「Essentials」は9479ポイントで、ビジネス用途のシナリオ「Productivity」は8953ポイントと実用に即した十分なスコアを示している。
セットモデルのmouse CA-A5A01(事務作業向け)は、PC購入時に付いて回るPC選定に悩まされる必要はない。ディスプレイやキーボード&マウスも付属し、すぐに使い始められる。
価格は14万5800円からだ。これが高いと感じる方は少し考えてほしい。Webブラウザ中心、表計算中心の仕事だから、これまで通り性能にこだわらず低価格なPCで良いという時代ではもはやない。
今どきのWebサイトは画像に映像、スクリプトと見るだけでもメモリを消費するし、表計算を含めアプリケーション自体、3年〜5年前より肥大化している。それにビデオ会議やコラボレーションスイートなど、同時に起動するアプリケーションも増えている。
こういった現代の働き方の事情を考慮すれば、PCのスタンダードと言えるスペックが必要だとご理解いただけるだろう。mouse CA-A5A01(事務作業向け)なら、業務効率改善にも貢献するはずだ。会社にPCを1台追加する必要が出た際は、本セットを検討してみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月2日