Dynabookが9月に発売した「dynabook RZ Special Edition」は、ドラマチックRPG「ヘブンバーンズレッド」とコラボレーションした数量限定のプレミアムノートPCだ。その魅力をチェックしていきたい。
ゲームを楽しんだり、写真や動画を編集したりする手段として、最近はスマートフォンやタブレットを使っている人も少なくない。しかし、画面が小さかったり、タッチパネルでは細かい操作が行えなかったり、処理に時間がかかってしまったりと、細かい使い勝手で不満がたまりがちだ。
そこで最近は、スマホやタブレットからのステップアップとして、ノートパソコン(PC)の導入を検討する人も増えている。とりわけ、ゲームを楽しむことに最適化した「ゲーミングPC」に注目する……のだが、ゲーミングノートPCはとてもパワフルな分、重量やサイズが大きくなりがちで、持ち運びづらいという課題がある。また、外観が派手すぎて外出先で使うのがはばかられるという声もある。
もし「PCゲームはMMORPGや軽めのアクションゲームを楽しむぐらいで、そこまで“ガチ”なスペックは不要」「写真や動画の編集がサクサクで、かつ持ち運びやすいノートPCが欲しい」という人であれば、ピッタリな選択肢がある。Dynabookが9月に発売した「dynabook RZ Special Edition」だ。この記事では、その魅力に迫る。
dynabook RZ Special Editionのボディーは「ダークテックブルー」という少し濃いめの青色をまとっている。落ち着いた色合いなので、カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも違和感なく溶け込むことが特徴だ。
14型ディスプレイは、省電力性に定評があるIGZOを採用している。パネル解像度は1920×1200ピクセルと、フルHD解像度(1920×1080ピクセル)よりも縦方向に長めなので、オフィスアプリやWebブラウザにおける画面の表示領域が広い。
このパネルは、Webサイトにおける空間表現で使われる「sRGB」の基準を100%満たしているので、色の再現性が重要な写真や動画の編集作業にも使いやすい。本機の場合、設定した色合いを最大2種類保存してすぐに適用できる「dynabook 色合い調整ユーティリティ」も搭載されているので、ディスプレイの色合いを“自分好み”にしやすいことも魅力といえる。
大きな画面を備える本機だが、ボディーサイズは約312.4(幅)×224(奥行き)×15.9(厚さ)mm、重量は約999gと画面サイズの割にコンパクトかつ軽量だ。14型の大画面を1kgを切る重量で持ち運べることは、大きな魅力といえる。
……と、ここまでは「dynabook Rシリーズ」の通常モデルも備えている特徴だ。通常モデルではキーボードに白色のLEDバックライトを備えているが、Special Editionたる本機では5色に光るLEDバックライトを装備する。使わない時は消灯可能なので、TPOに合わせて使いこなしたい。
キーボードは日本語配列で、癖も少なく打ちやすくなっている。タッチパッドも大きめなのでマウスカーソルの操作はもちろん、Windowsのジェスチャー操作もやりやすい。
通常のdynabook Rシリーズとの大きな違いが、5色に光るキーボードバックライトだ。実際に光るのを見ると、気分が結構上がる。使わない際は消灯可能で、普通のdynabook Rシリーズと同じ見た目となる薄型/軽量設計のdynabook RZ Special Editionだが、性能面でも妥協はなく、ピークの性能をより長く保てるようにする工夫もなされている。
PCの頭脳たるCPUは「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H」を搭載している。CPUコアは性能重視の「Pコア(パフォーマンスコア)」を6基、効率重視の「Eコア(高効率コア)」を8基、そして省エネに優れた「LP Eコア」を2基の計16基を搭載している。あらゆる処理を高速に、かつ高い電力効率でこなせることが特徴だ。
加えて、このCPUにはAI(人工知能)で使われる推論の演算に特化した「NPU」という演算プロセッサも搭載している。写真/動画編集アプリを中心に、最近はNPUを活用するケースも増加傾向にある。NPUを使えるアプリなら、従来はCPUやGPUが担っていた演算処理の全部または一部を“肩代わり”してくれるので、写真や動画の処理がより高速に行える(※アプリ側の対応も必要です)。
さらに、このCPUは「インテル® Arc™ グラフィックス」というGPUも統合している。GPUは2D/3Dグラフィックスの描画を司る部分で、インテル® Arc™ グラフィックスは、CPUに統合された「内蔵GPU」としては比較的高性能で、低〜中負荷のゲームであれば十分に楽しめる性能を備えている。また、アプリが対応していれば写真や動画の書き出しを高速化可能だ。
このように、Core™ Ultra 7 155HはパワフルなCPUコア/NPU/GPUコアを備えているCPUなのだが、一般的に高いパフォーマンスを持つCPUは、それを長時間維持するのが難しい。CPUは発熱すると、自らの故障を回避するために性能を抑えるためだ。
その点、本機にはDynabook独自の「dynabook エンパワーテクノロジー」が適用されており、高密度設計技術と本体内部の熱を効率的に排出する小型/高効率のダブル冷却ファンによって、ピーク時の性能をより長時間維持できるようになっている。Core™ Ultra 7 155Hの持つポテンシャルを、しっかりと引き出せるようになっているのだ。
また、本機はインテルのノートPC認証プログラム「インテル® Evo™ エディション」に準拠している。ゲームや写真/動画の編集だけでなく、オフィスアプリの利用やWebブラウジングなど、PCを使うあらゆる作業において高い水準で快適性が確保されている。
dynabook RZ Special Editionは、パワフルなCore™ Ultra 7 155Hを効率的に冷却するダブル冷却ファンを備えている。基板や部品の配置にも工夫を凝らすことで、ピーク性能をより長く引き出せるようになっているCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月3日