1kg切りのクリエイター向けノートパソコン「DAIV Z4」の魅力をチェック 外付けディスプレイと一緒に使うと一層便利（2/2 ページ）

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色再現性の高いディスプレイを搭載

　クリエイター向けノートPCというと、搭載されるディスプレイの質も重要なポイントといえる。その点、DAIV Z4は抜かりがない。

　DAIV Z4のディスプレイは1920×1200ピクセルの14型液晶で、sRGB比100％のパネルを採用している。sRGBは写真やWeb画像などで使われる色域規格で、その色再現性を高めている。

　また、このディスプレイはDolby Visionにも対応しており、対応動画コンテンツでは、よりハッキリとした明暗表現を楽しめる。

ディスプレイは狭額縁設計ということもあって、作業に集中しやすい

最大4画面同時出力も可能！

　本製品はHDMI出力端子とThunderbolt 4端子を利用することで、本体ディスプレイと合わせて最大4画面出力が可能だ。写真や動画を編集している場合、ディスプレイを複数用意することで作業効率を高めることができる。

　なお、4画面同時出力をする場合は「2系統映像出力に対応しているThunderbolt 4ドッグ」「Thunderbolt 3／4またはDisplayPortでデイジーチェーン（数珠つなぎ）接続可能なディスプレイ」を用意する必要がある。

ディスプレイ側の対応も必要とはなるが、DAIV Z4は最大で4画面の同時出力が可能なスペックを備えている

　なお、マウスコンピューターの直販サイトで本製品を購入する場合、BTOオプションでiiyamaブランドの液晶ディスプレイをセットして購入することもできる。自宅やオフィスにおいてより快適な作業環境を構築したいという人は、セット購入するのも良いだろう。

　もちろん、iiyama液晶ディスプレイはマウスコンピューターのWebサイトでも単品購入可能だ。後から必要に応じて買い足すのも“アリ”といえる。

「ProLite XUB3493WQSU-5」はBTOオプションとして追加できるディスプレイの1つだ。3440×1440ピクセルの34型ウルトラワイド液晶を搭載し、ウィンドウをたくさん並べても一覧できることがメリットだ

充実したポート類　拡張性もバッチリ

　軽量で持ち運びやすいノートPCと聞くと、拡張性が気になるところだが、DAIV Z4はその点でも妥協がない。

　ポート類は本体左側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、SDメモリーカードスロット、イヤフォン／マイクコンボ端子を、右側面にThunderbolt 4端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、HDMI出力端子と電源端子を備えている。

　USB 3.2 Gen 2 Type-C端子とThunderbolt 4端子はUSB PD（Power Delivery）による給電／充電に、Thunderbolt 4端子はDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。

　先述の通り、Thunderbolt 4端子は複数ディスプレイへの出力に対応している他、高速なSSD、RAID HDD、マルチギガビット有線LANアダプターなど、超高速な通信が必要な周辺機器の接続にも利用できる。

　クリエイターの利用という観点では、フルサイズのSDメモリーカードスロットを備えているのも利便性が高い。カメラで撮影した写真や動画を、ケーブルやアダプターを使わずに直接取り込める。

本体の右側面にあるThunderbolt 4端子は、高速通信が求められる周辺機器の接続に利用できる

フルサイズのSDメモリーカードスロットがあるので、カメラで撮った写真や動画を直接取り込みやすい

移動が多いクリエイターにお勧めの1台

　DAIV Z4は、何よりも約975gの軽量ボディーに色再現性の高いディスプレイを備え、高い拡張性を備えていることが強みだ。あちこちを移動しながら撮影と編集を行うカメラマンやライターにピッタリな1台といえる。最近はインハウス（内製）で撮影／編集を行う企業や団体が増えているが、そのようなインハウス業務に携わる人、あるいは授業やサークルなどで写真／動画をバリバリ作る学生にもお勧めだ。

　なお、本製品には24時間／365日の無償電話サポートと、3年間の無償製品保証も付帯している。希望者は3年保証に有償で「ピックアップ保証」（引き取り修理）を追加できるので、安心してPCを使いたい人にも適している。