買い切りプランを提供しているオンラインストレージ「pCloud」(ピークラウド)について、月払いや年払いを採用する他のオンラインストレージサービスと比較した場合、どのような違いがあるのか。そして、「ずっと使える」は信用できるのか? いろいろ検討してみた。
さまざまなクラウドサービスの台頭により、ユーザーはライフスタイルや使い方に合わせて、いろいろなサービスを選んで契約できるようになった。一方で、これらのサービスを長期間に渡って契約していると、金額が積もり積もって「実はかなりの出費となっていた……」なんてこともある。
月単位で見ればわずかな額であっても、年単位に直せばかなりの額になるのは当然で、複数のサブスクサービスを契約している場合、出費は何倍にも膨れ上がっていく。
特に写真や動画の保存を目的とした大容量のオンラインストレージサービスに関しては、こうしたパターンに陥りがちだ。
そんな場合にチェックしたいのが、利用し続ける限り支払いが続くサブスクではなく、支払いは一回切りとなる“買い切りプラン”が用意されているオンラインストレージサービスだ。
今回は、そうした買い切りプランを提供しているオンラインストレージ「pCloud」(ピークラウド)について、月払いや年払いを採用する他のオンラインストレージサービスと比較した場合の違いを見ていこう。
「pCloud」は、スイス発のオンラインストレージサービスだ。WindowsやmacOS、iOSやAndroidといったマルチプラットフォームに対応し、UI(ユーザーインタフェース)もしっかり日本語化されている(写真はスマートフォン向けアプリ)pCloudはスイス発のオンラインストレージで、登場から既に10年以上の歴史を持つ。世界中で既に2000万人以上のユーザーがいる。日本への本格進出は2020年で、当初から「社会インフラの一環として責任ある企業になることを目指す」と公言し、日本のオフィシャルパートナーであるノイテックスを通じて「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」(ASPIC)の認定を取得するなどして、日本のユーザーからも着実に信頼を得ている状況がある。
そんなpCloudのオンラインストレージとしての大きな特徴は、生涯使える「買い切りプラン」が用意されていることだ。
支払いが発生するのは利用開始時の1回だけで、最大99年またはアカウントの所有者が亡くなるまで利用できる。これなら冒頭で紹介したような“サブスク貧乏”に陥る心配も少ないだろう。
しかし、こうした無期限をうたうサービスに関しては「実際にはそんな長年サービスが維持できるはずがない」「早期に終了して結局は割高になりかねない」という指摘もある。事実、IT系のサービスにおいては、無期限/無制限を掲げて登場したサービスがあっという間に終了した例は数多く存在する。
仮に買い切りで契約したクラウドサービスがサービス終了してしまったとして、イニシャルコスト(最初の支払った金額)を利用した期間で割った際に、月払いや年払いのサービスより高額になってしまっては、確かに意味がない。
しかし、冷静に計算すると、実はそのハードルは極めて低いことが分かる。
例えば、pCloudの買い切りプランの売れ筋は、容量2TBの「Premium Plus 2TB」(6万円)だが、これに相当する他社の著名オンラインストレージサービスの2TBプランは「月1500円」が該当する。
これをサブスクで支払い続けると、3年4カ月後に支払い総額は6万円を超えることになる。つまり、少なくともpCloudを3年4カ月以上使えれば、pCloudの方が割安になるというわけだ。
他の個人向けオンラインストレージサービスを見渡しても、容量2TBのプランはおおむね年額1万5千円から3万円程度であることが多い。pCloudのプランに換算すると、2〜4年あれば元が取れる計算になる。
元を取るまで10年や20年かかるなら確かに慎重にならざるを得ないが、「2〜4年使えれば、それ以降は実質的に無料」と考えれば、そのお得さが分かる。
年払いや月払いのサブスクプランでは、途中で価格が上昇する可能性があることも考慮すると、なおさらだ。
ましてやpCloudは、昨日や今日始まったばかりのサービスではなく、登場から既に10年を超える歴史があり、全世界に2000万人を超えるユーザーを擁するサービスだ。これらを踏まえると、サービスの継続性に過剰なまでに神経質になる必要はないだろう。
以上のように、買い切りプランが大きな特徴となっているpCloudだが、ただデータを保存するだけが取りえというわけではなく、データを安心して保存できる、あるいは活用できる機能も、数あるオンラインストレージサービスの中で豊富な部類に入る。
まずスタンダードな機能としては、無料版でもファイル履歴を最大15日さかのぼって書き戻せるリビジョン(履歴)機能や、スマホで撮影した写真の自動バックアップ機能、ファイルの共有機能などが挙げられる。
オンラインストレージサービスとしては基本中の基本といっていい機能だが、これらが一通り網羅されているのは安心感がある。
またマルチプラットフォームであることを生かして、PC内にある任意のフォルダをpCloud上にバックアップする機能や、同期する機能も利用できる。pCloudに保存されたファイルはスマホアプリから参照できるので、持ち出しを忘れたファイルを外出先から参照するのも容易だ。
これらを含めオンラインストレージとしての機能は豊富で、いざ契約してみたところ「他社にはあった“あの機能”がない!」となることは考えにくい。とはいえオンラインストレージは提供元ごとに、それぞれ特色がある機能は存在しているので、絶対に例外がないとまでは断言できない。pCloudは前述した買い切りプランも含め、14日間の返金保証が用意されているので、不安がある場合は実際に使って確認してみるのがよいだろう。
バックアップ機能も充実。PC用ユーティリティー「pCloud Drive」を用いることでPCの任意のフォルダをpCloud上にバックアップしておける。バックアップしたファイルはこのようにスマホアプリから参照できるこの他、pCloudには独自機能の開発にも余念がない。例えば、ドキュメントからテキストを抜き出すOCR機能は単体サービスとしては多数存在しているが、オンラインストレージサービスの付加機能として提供されているのは珍しい。
この他、さまざまなプラットフォームに対応することを生かして、手持ちのさまざまな端末でクラウドにアップした音楽ファイルを再生できる音楽プレイヤー機能も、大容量を有効活用できる便利機能の1つだ。
さらに一般的な共有機能に加えて、指定したフォルダに他のユーザーからファイルをアップロードしてもらう「ファイルリクエスト」機能など、クラウドならではの機能も多数搭載している。
なお、pCloudのストレージ領域はAES256bit暗号化が行われているが、より念入りに、アップロードの時点でクライアント側の送信経路まで全てを暗号化したいというユーザーのために、専用の暗号化領域である「pCloud Encryption」もオプションとして用意されている。
以上のように、充実の基本機能に加えてオリジナルの機能を多数搭載し、さらに他にない買い切りプランを用意するなど、何かと目を引くこのpCloud、日本語化されているのはもちろんだが、ヘルプページまでしっかりと日本語化されているのは高評価だ。表面的な部分のローカライズだけで済ませる海外サービスは少なくないだけに、ユーザーから見ても信頼が置ける。
そんなpCloud、いちど試しに使ってみたいという人にとっては、年に何度か開催されるセールは絶好のチャンスだ。2025年も年末を迎えるにあたって割安なキャンペーンが予定されているようなので、まずはこの機会に、実際の使い勝手と機能の数々を、ご自身の目で確かめてみてはいかがだろうか。
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提供:pCloud AG, LTD
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年12月22日