ノートPCやスマートフォン、携帯用ゲーム機の画面サイズの小ささをカバーするのにピッタリのアイテムが「ARグラス」だ。価格はもちろんスペックもピンからキリまであるため、どれを選べば良いのか悩んでいる人もいることだろう。この記事では、ARグラスを日常使っているライターが、低価格ながらHDR10に対応した「RayNeo Air 4 Pro」をお勧めする理由を実体験を踏まえて語る。
スマートフォンやPCは、私たちの生活や仕事/学習に欠かせないものとなった。人によっては、TVやディスプレイにつなげて楽しめるポータブルゲーム機も手放せないかもしれない。
しかし、これらのデバイスにおいて、常につきまとうのが画面サイズの制約だ。外出先や移動中に大画面で迫力ある映像を楽しみたい――最近はモバイルディスプレイやタブレット端末を一緒に持ち運ぶという選択肢もあるが、荷物が増えてしまうという問題点がある。
小さな画面で動画視聴やゲームプレイを長時間行うと、画面をのぞき込む形になるので、首や肩の疲労感が非常に大きい上、移動中や公共の場でのプライバシー確保といった点でも課題が生じる。
そうした課題の答えとなるかもしれないのが、実用的な大画面映像デバイスとして「次にくるガジェット」の呼び声が高いARグラスだ。特にRayNeo(レイネオ)がこのほど発売した「RayNeo Air 4 Pro」は、直販価格4万5980円と比較的手頃で、ARグラスを既に使っている人はもちろん、初心者にもお勧めしやすい特徴を備えている。
なぜそのようにいえるのだろうか。いくつかのARグラスを日常的に利用しているライターが、RayNeo Air 4 Proを検証していく。
RayNeo Air 4 Proの最大の強みは、ARグラスとしては世界初をうたう「HDR10」対応ディスプレイを備えている点にある。
HDR10は、映像のダイナミックレンジ(明暗差)を広げる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」映像規格の1つで、主要な動画配信サイトではHDR対応のコンテンツを配信している。HDR対応コンテンツをHDRディスプレイで見ると、SDR(標準ダイナミックレンジ)ディスプレイと比べて明るい部分の“白飛び”や暗い部分の“黒つぶれ”が抑制され、見やすくなるというメリットがある。
本製品の場合、ピーク輝度が最大1200ニトと明るめに設計されているため、HDR対応コンテンツの明暗差をより感じやすくなっている。加えて約10億色(10bit)表示にも対応しているため、色が複雑に絡み合う映像において“等高線”のようなグラデーションが発生しにくいのもメリットだ。直接肉眼で見る「明暗差」や「色彩」により近い状態で映像を楽しめるので、ゲームや映画などでありがちな「暗い場所に潜む何か」に気付きやすくなる。
この明るさの秘密は、ディスプレイに採用された二層式の「タンデムOLED(有機ELディスプレイ)パネル」にある。OLEDパネルは画素自体が発光することが特徴だが、タンデムOLEDパネルはパネルをタンデム構造(二層重ね)とすることでより明るい映像を表示できるようになった。元々明暗差の表現に優れているところ、そのメリットがタンデム構造によって強化された格好だ。
なお、このディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hzで、Webサイトのスクロールやゲームプレイにおいて滑らかな映像を楽しめるようになっている。
本製品には、Pixelworksと共同開発した新型ディスプレイチップ「Vision 4000」が搭載されている。Vision 4000は映像処理を担っており、SDR映像をHDR映像に変換する機能も備えている。HDR非対応のコンテンツ/デバイスでも、より明暗差の大きい臨場感あふれる映像を楽しめるのはうれしい。
視界には、最大201型相当の巨大なスクリーンが約5m先に広がる感覚で投影される。本製品のタンデムOLEDディスプレイは「OptiCare」と呼ばれる3840Hzの高周波調光を施しており、ブルーライトとフリッカー(明滅)の抑制を図っている。
「ブルーライトをより抑えたい」という人は、OSD(オンスクリーンディスプレイ)メニューで「Eye Comfort」モードを選ぶことでブルーライトを抑制した映像を楽しめる。
OptiCareとEye Comfortモードは、ドイツの認証機関「TUV Rheinland(テュフ・ラインランド)」からの認証を得ているので、目への優しさは“お墨付き”だ。
本体重量は、実測値で89.6gと軽量だ。それでいて、耳元にある4基のスピーカーは「Bang & Olufsen(B&O)」の監修を受けており、360度(空間)サウンドにも対応している。
そう聞くと「音漏れは大丈夫?」と思うかもしれないが、音漏れを抑える「Whisperモード」も完備しており、これをオンにすれば音漏れの大部分を抑えられる。それでも音漏れが不安な場合、あるいはもっと没入感を高めたいという場合は、オプションの「サウンドチューブ」を用意するとよいだろう。
RayNeo Air 4 Proをシンプルなウェアラブルディスプレイとして使う場合は、DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポートを備えるPC/スマホ/ゲーム機とUSB Type-CケーブルでつなぐだけでOKだ。電源は接続先のデバイスから供給されるため、本製品用にACアダプターやモバイルバッテリーを追加で持ち歩く必要はない。
パッケージには本体とUSB Type-Cケーブルの他、ノーズパッド(2サイズ:1つは本体に装着済み)、度付きレンズを取り付けるためのフレーム(サンプルレンズ付き)、遮光カバー、キャリングケースが封入されている。手持ちのデバイスと組み合わせて使う場合は、必要なものは全てそろっている。
RayNeo Air 4 Proの本体も詳しく見ていこう。光学系は「バードパス」を採用しており、本体上部から投影した映像を三角形のプリズムを通して目に届ける仕組みになっている。
デバイスとの接続はUSB Type-Cケーブルで行う。ARグラスの中にはマグネットタイプのコネクターを採用しているものもあるが、本製品はUSB Type-C端子で接続を行うタイプなので、ちょっと動いただけで不用意に外れてしまうということもない。
テンプルの右側には「輝度調節ボタン」、左側には「メニュー呼び出し/設定ボタン」と「音量調節/カーソルボタン」を搭載している。メニュー呼び出し/設定ボタンでOSDメニューを表示し、音量調節/カーソルボタンで設定したいものを選んで、メニュー呼び出し/設定ボタンで設定を切り替える、というUI(ユーザーインタフェース)だ。
では、さっそく使っていこう。
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提供:RayVision AR Limited
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年7月31日