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売れると困る!? アキバに潜む“人柱”パーツ週末アキバPickUP!(1/4 ページ)

アキバ各ショップに入荷された発売ほやほやの新製品をITmediaアキバ取材班が調査、注目商品をピックアップしていく「週末アキバPick UP!」。今週のキーワードは「人柱パーツ」「CPU対決の軍配はどちらに!?」「PCI接続のRadeon X1300カード」「酷暑とペルチェ」だ!

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1000円以下で買えるキワモノパーツ3連発

Albatron「ATOP」

 先週の「1000円以下で買えるジャンク品を探せ!」に引き続き、今週は1000円以下で買えるキワモノ系パーツをまとめて紹介したい。上手くいけば安い買い物となるが、失敗すると買った製品だけでなく、接続したパーツ類も駄目にしてしまうという、ちょっと危険なパーツたちだ。

 しかし、複数のショップから「こういったハイリスク・ハイリターンな商品がそろってこそのアキバです。もっと登場してほしい」と支持されているのも事実――いわばアキバの伝統でもある。

 まずその1つめ。フェイス秋葉原本店で、AGP 8x対応グラフィックスカードをPCI-Express x16スロットに装着するための変換アダプターが限定特価の996円で販売されていた。「初心者は手ぇ〜出すとやけどしますYO」とのこと。昨年7月に珍アイテムとして登場したときは4000円だったが……。

 このATOPにロープロファイル対応のカードを装着すると、ちょうど通常サイズのカードと同じ幅となり、フルサイズのブラケットをあてがうことができる。正式な対応をうたうグラフィックスカードは、同社製のGeForce 6800やGeForce FX 5900 XTなどを搭載した一部のモデルにとどまる。しかし、フェイス秋葉原本店は「特殊なチップを使っているわけではないので、ほかのメーカーのカードも利用できる可能性はあります」とコメントする。

HIFAN「人柱 HF-1」

 PCパーツショップ・CUSTOMに入荷していたのは、“FANカツ入れキット”こと、HIFAN「人柱 HF-1」。価格は820円で、在庫は少数だ。

 HF-1の温度センサーがユーザーの設定温度を超えると、接続したファンが最大130%の回転数で回る仕組み。ファンの定格電力を超える量を給電することで、ファンに“カツ”を入れるわけだ。当然、ファンのモーターの許容範囲以上となるので、ショップ曰く「長時間続けると、かなりの確率でファンが壊れます」とのこと。

 直球すぎる“人柱”ブランドについては、「危険な商品のため、代理店が名乗ることを嫌がったそうです。そこで、HF-1用の取扱店を兼ねるブランド名をつけたらしいですよ」との噂を聞いた。「特価にして売れすぎると困るので、価格を下げずにひっそりと並べています」(同ショップ)。マニュアルは英語、もちろんサポートはいっさいない。

ノーブランド「USB-FAN 5V」

 高速電脳でも、ファン関連のキワモノを発見した。ノーブランドの「USB-FAN 5V」は、USB端子と3ピンのファンコネクタを両端に備えたアダプターケーブルだ。価格は714円。USBバスパワーを利用するため、5ボルト電圧に対応したファンだけに使用できる。

 「12ボルト対応のファンを回すと、回転が遅くなるうえ、壊れる可能性もあります」(同ショップ)と話すが、高速電脳の秘かな人気商品でもあるという。

 また12センチ角などの大型ファンが余っているなら、強力なUSB扇風機を作るといった別の用途も想像できる。フレームやファンガードを使って固定すれば見栄えでも製品版のUSB扇風機に引けをとらない、かもしれない。

 このほか、高速電脳ブランド(長尾製作所製)のブラケット「KD-FC3H」も紹介してもらった。ファンコントローラーのつまみを3個接続できるブラケットで、価格は280円。

高速電脳「KD-FC3H」
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