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AMD、Phenom X4の最速Black Editionと省電力新モデルを発表

AMDは、7月1日にPhenom X4の新製品3モデルを発表した。発表後まもなく日本でも出荷が開始される予定だ。

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 今回発表されたのは、Phenom X4の最高クロックモデルとなる「Phenom X4 9950 Black Edition」と、省電力タイプとなる「Phenom X4 9350e」「Phenom X4 9150e」で、1000個ロットにおける参考価格はPhenom X4 9950 Black Editionが235ドル、Phenom X4 9350eが195ドル、Phenom X4 9150eが175ドルとなる見込みだ(記事掲載当初、Phenom X4 9150eの製品名が間違っていました。おわびして訂正いたします)。

 いずれのモデルもクアッドコア構成でそれぞれのコア専用の2次キャッシュメモリを512Kバイト(CPU合計で2Mバイト)とコア共有の3次キャッシュメモリを2Mバイト搭載している。CPUに内蔵されるメモリコントローラはDDR2 1066に対応する。

 パッケージはSocket AM2+(940ピン)に対応し、65ナノメートルプロセスルールを採用した4億5000万個のトランジスタで構成される。ダイ面積は285平方ミリ。

 Phenom X4 9950 Black Editionの動作クロックは2.6GHz、TDPは140ワットに設定されている。駆動電圧は1.05〜1.30ボルト。HyperTransportは3.0に対応し、その転送クロックは4.0GHz(2.0GHz×2)となる。

 省電力タイプのPhenom X4 9350eとPhenom X4 9150eはともにTDPが65ワットとクアッドコアCPUでは最も少ない。動作クロックはPhenom X4 9350eで2.0GHz、Phenom X4 9150eで1.8GHz。駆動電圧はPhenom X4 9350e、Phenom X4 9150eともに1.0〜1.25ボルトで設定できる。HyperTransport 3.0の転送クロックは、Phenom X4 9350eで3.6GHz(1.8GHz×2)、Phenom X4 9150eで3.2GHz(1.6GHz×2)となる(駆動電圧についてAMDからアップデートがありましたので変更いたしました)。

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