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Windows 7対応の「ファイナルパソコンデータ引越し7ライト」――AOS製品発表会実売シェアNo.1

AOSが環境移行ツール「ファイナルパソコンデータ引越し7ライト」を発表した。製品説明会にはマイクロソフトWindows本部の中川氏がゲスト出演し、Windows 7の好調をアピールする場面も。

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ファイナルパソコンデータ引越し7ライト。3480円

 AOSテクノロジーズは12月21日、Windows 7に対応した環境移行ソフト「ファイナルパソコンデータ引越し7ライト」を1月15日より発売すると発表した。価格は3480円。

 ファイナルパソコンデータ引越し7ライトは、「ファイナルパソコン引越し7 PRO」からアプリケーション移行機能を省いた簡易版で、2台のPCを同梱のクロスケーブルで接続し、ウィザード形式の簡単な操作で手軽に環境を移行できるのが特徴だ。OEM製品ではNECのノートPCで採用実績があり、アプリケーション移行機能を省いたライト版は、もともとLaVieシリーズのバンドル向けに開発したという経緯がある。

AOSテクノロジーズ代表取締役社長の佐々木隆仁氏

 AOSテクノロジーズ代表取締役社長の佐々木隆仁氏は「Windows 7の発売で多くのXPユーザーがWindows 7に移行するのは間違いないが、OSのアップグレード作業、特に手作業のアップグレードは非常に大変という問題が事実としてある。一般ユーザーは移行をあきらめてしまうのではないか」とコメント。また、企業における環境の移行についても「担当者や専門部署に依頼すればそこで多くのリソースを費やすことになってしまう」と述べ、移行するPC1台あたりにつき約12時間、金額で約4万円の費用がかかるという同社の試算を示して、環境移行に伴う難しさを指摘した。

 これに対して引っ越しツールを使用した場合は、「インストールやバックアップ、リストア、環境設定などの作業時間は1台あたり4.2時間で済み、費用は約1万5000円ほど。差し引きで1台あたり2万4450円の大幅な削減になる」とアピール。また、「夜中に始めたら朝には作業が終わり、それ以降は古いPCを使わなくて済む。ウィザード画面を使うことで簡単に移行できる」と、専用の環境移行ソフトを使うメリットを強調した。

ファイナルパソコン引越し7シリーズの機能比較表。ライト版ではアプリケーション移行機能が省かれている(写真=左)。環境移行にかかる費用の試算。手作業の場合(写真=左)と移行ツールを使った場合(写真=右)では大きな開きがある

マイクロソフトWindows本部本部長の中川哲氏

 同日の製品発表会にゲストとして登壇したマイクロソフトWindows本部本部長の中川哲氏は、「Windows 7のパッケージ販売は最新のデータで昨年同期比7.3倍と予想を超えている。10月22日の発売から11月20日までで販売のピークを迎えたが、先進的なユーザーが買い終わる一カ月が経過し、通常は下降ラインをたどるはずのフェーズでもほとんどスローダウンが見られない」とWindows 7の販売状況を説明。「11月20日から12月20日までの一カ月はわずか0.7%に満たない落ち込みで、ほぼ横ばい。落ちるはずのフェーズで落ちていない」と述べ、Windows 7の好調ぶりをアピールした。

 一方、サポートセンターの状況については「問い合わせはいったん落ち着いたが、12月10日から再びアップグレードや移行に関する質問がじりじりと増加傾向にある。これから購入するユーザーには初心者が多く含まれるので、データ移行などに関するサポートがいっそう必要になるのではないか」と予想する。同氏は「このタイミングでスキルの低いユーザーでもデータ移行が簡単にできるファイナルパソコンデータ引越し7ライトの発売は非常にありがたい。法人マーケットにおいても2010年の3月会計年度末で、多くの企業で移行があると聞いている。AOSの製品は法人の移行需要にも耐えられるので非常に期待している」と語り、環境移行ツールを提供するソフトウェアメーカーと連携して、Windows 7への移行を推し進めていく方針を説明した。

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