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「2011年のUltrabookは2012年の準備」──インテル吉田社長、2011年を総括するいまの日本でインテルはどうあるべきかを考える(2/2 ページ)

インテルは、12月20日に2011年の事業における統括と2012年に向けた展望を、吉田社長自らが関係者に説明した。

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Sandy Bridgeも“2011年の通過点”

 その後、吉田氏は、インテルが2011年に投入した製品について言及した。“Sandy Bridge”こと第2世代 Coreプロセッサー・ファミリーについては、4月に搭載PCが26パーセントだったが、いまでは70パーセントを超えるなど「非常にいい立ち上がり」(吉田氏)と評価した。さらに、「これは通過地点」(吉田氏)と、この技術がどういうPCを可能にしていくのかという搭載PCの展開が重要と述べ、その1つの形が6月に提唱した「Ultrabook」とした。しかし、同時に2011年は登場の年、2012年はより洗練され、2013年にはHaswell世代のCPUの登場でさらに進化するともいう。

 「2012年は多くの製品が登場し、新しいOSも登場する。ユーザーは、進化した製品がどのように変わっていくのかを気にしている。インテルは、そのような新しい製品を持つことが“いかに楽しいか”というメッセージを出していく」(吉田氏)

 また、2012年には22ナノプロセスルール、3次元のトライゲート構造を導入する“新しいプロセッサ”も発表する予定だが、2012年はSandy Bridge世代と共存するという。“新しいプロセッサ”ことIvy Bridge世代のCPUについては、「最新の技術を採用する半導体というだけでなく、新しい付加価値を生み出さなければならず、最新のアプリケーションを最新のプラットフォームで動かすことが重要。2011年はその準備だった」と位置づけた。

インテルの2011年10大ニュース。順番はランキングにあらずというが、やはり、Sandy Bridgeの普及とUltrabookの提唱は多くのユーザーに記憶されるところだろう(写真=左)。2011年の提唱したUltrabookコンセプトは、2012年のIvy Bridge、2013年のHaswellと進化し続ける(写真=中央)。吉田氏は2012年には、Ultrabookが普及段階に入り、22ナノメートルプロセスルールを採用した“第3世代 Core プロセッサー”の登場、そして、ITCのさらなる活用促進をトピックとして挙げた(写真=右)

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