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厚さわずか19ミリの「HP OMEN 15」で上質デザインと高性能を愛でるこれぞ大人のゲーミングノート(2/3 ページ)

ごつい!でかい!となりがちなゲーミングノートPCだが、HPの新モデルは“Ultrabook”相当の薄さでPCゲームを快適に動かしてしまう。

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「HP OMEN Control」でゲーム設定から多彩なイルミネーション設定まで

 キーボードはアイソレーションタイプで、キー同士の間隔がやや広い。キーストロークは約1.8ミリでテンキーは用意しない。その代わり、本体の右側に任意のキー設定が可能なプログラムキーを6個用意している。このキーの設定は、付属のアプリケーション「HP OMEN Control」から行う。「Ctrl」+「Alt」+「L」+「V」のような複数キーの組み合わせも登録可能だ。

 キーの配列自体はスタンダードで、キーサイズも大きくタイプもしやすい。変わっている部分としては、「↑」キーと「↓」キーが1つ分のキースペースになっている点だ。ここだけゲーム機のコントローラに近いレイアウトになっている。打ち間違いやすいかと思ったが、慣れるのは早かった。むしろ、手の移動距離を抑えられるので、長時間のゲームプレイでは悪くない配置だ。

キーボードでは、ストロークを1.8ミリ確保したほか、ショートカットを割り当てる専用キーを6基用意した。さらに、キーボードの中央と左右のエリアや外側、タッチパッド、電源ボタンのそれぞれが独立して光るLEDを組み込んでフルカラーで色を設定できる。

 キーボードやプログラムキー、ゲームで多用する「W」「A」「S」「D」キー、スピーカといった部分にLEDを組み込んでいる。このLEDはゲームキーやキーボード、WASDキーといったブロックごとに、HP OMEN Controlから配色を自由に設定できる。イルミネーションのパターンは複数登録でき、色数は約1670万色が使えるため、ゲームなどのアプリケーションごとにキーの色を変えるといったことも可能だ。

 HP OMEN Controlでは、このほかにもファンコントロールやタッチスクリーンやマウス接続時のトラックパッド無効化なども設定できる。トラックパッドは140×65ミリという広いスペースを確保している。クリックボタンはパネルの下部を押し込むタイプだ。



付属アプリケーションの「HP OMEN Control」では、キーボードの左側に配置している6個のゲームキーに機能を設定したり、キーボード各部のLEDの色を変更したりできる。また、特定キーの無効化も可能だ

 インタフェースは背面に集中している。電源オフ時の給電に対応したUSB 3.0を4基備え、映像出力として、Mini DisplayportとHDMIを用意している。ほかには、SDメモリーカードスロット、ヘッドセット端子という組み合わせだ。なお、有線LANは本体に用意しておらず、USB接続のEthernetアダプタが標準で付属する。無線接続としてIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。

正面からみると、HP OMEN 15の上に広がっていく個性的な姿がよく分かる

背面から見ると、両脇の排気口とヒンジ金属部分の両端に細鼓した焼けた感じの塗装が印象的だ

背面にインタフェースを集中して配置したため、左側面にはなにも備えていない

右側面もSDメモリーカードスロットを用意するだけだ

 USBはすべて背面に配置して本体の左右側面には用意していない。ACアダプタと本体をつなぐコネクタがL字タイプなので、背面にUSB接続機器をつないでいない状態なら奥行きを抑えることができる。しかし、標準付属のUSB接続有線LANアダプタやUSBメモリを使う場合は、ある程度背面と壁との間にスペースが必要だ。抜き差しの使い勝手を考えると、USBハブなどを用意しておいたほうがよい。

勝負を重視するPCゲームで必須の有線LANを本体に備えていないため、標準で付属するUSB-LANアダプタを背面に接続して使うようになる

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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