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こんな液晶ペンタブが欲しかった! 漫画家による「Cintiq Companion 2」徹底検証画素密度アップでさらに使いやすく(2/5 ページ)

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使い道を広げる「Cintiq Connect」機能

 初代Companionは、Windowsタブレットとして外部ディスプレイにつないで使うことがはできたものの、液晶ペンタブレットとして他のPCやMacにつなぐことはできなかった。そのため、「高性能なデスクトップPCでも作業したい」といった使い分けのニーズに応えられなかったし、マシンのスペックが時代遅れになったときに使い道がなくなるという不安もあった。

手持ちのMacbook ProにCintiq Companion 2を接続してみた。ケーブルを接続すると、すぐさま画面が切り替わり、通常の液晶ペンタブレットと同じように動く

 しかしCompanion 2は新たにCintiq Connect機能を搭載し、PCやMacの液晶ペンタブレットとしても使えるようになった。これにより、使い方の柔軟度はグッと高まった。

 Companion 2を“普通の液晶ペンタブレット”として使うのは簡単だ。専用ケーブルでPCやMacと繋ぐだけでよい。タッチ機能もそのまま使えるので、キャンバスの拡大/縮小や回転といった操作をタッチで行いながら作業することも可能だ。

PC接続用の専用ケーブルはUSBとHDMIの二股に分かれている。Cintiq 13HDと違い、電源ケーブルは別となっている

 13HDでは電源、USB、HDMIがまとめられた専用ケーブルを本体に差して使う仕様だったが、Companion 2は電源ケーブルは独立していて、USBとHDMIがセットになった専用ケーブルを本体に差すことで“液晶ペンタブレットモード”が起動する。ケーブルを抜けばすぐにWindowsタブレットに戻るようになっている。

 ちなみに、Companion 2はバッテリーを内蔵しているので、電源ケーブルを挿さなくてもPCやMacにつないで作業できる。作業場所が複数あるユーザーにとっては、電源ケーブルを持ち運ばなくて済むので便利かもしれない。もちろん、バッテリーが切れると充電が必要になるが、数時間は連続で利用できる。

本体左側面/右側面

 このようにCintiq Connect機能を活用すれば、Companion 2単体での利用はリビングや外出時に限り、本腰を入れて作業する場合は高性能デスクトップにつなぐ、といったことが可能になる。Companion 2のパフォーマンスに不安があっても、Cintiq Connect機能の利用を前提に考えれば、導入に踏ん切りが付く人もいるのではないだろうか。

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