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「レーザー/LED複合機」選びの基本的なポイントとは?SOHO/中小企業に効く「レーザー/LED複合機」の選び方(第1回)(2/2 ページ)

SOHO/中小企業にとって、プリンタに加えてスキャナ、コピー、FAXといった機能をオールインワンで利用できる複合機は頼もしいパートナーだ。そんなレーザー/LED複合機の選び方を紹介する本連載の第1回は、製品選定の基本ポイントをチェックする。

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その他のチェックポイントもおさらいしておこう

 これ以外の評価ポイントについても、ざっと押さえておこう。

 インタフェースについては、有線LANと無線LANの両方に対応したモデルが一般的になりつつあるが、どちらか一方だけというケースも多い。無線LANは必要というわけではないが、頻繁にレイアウトを変更するようなオフィスでは、配線の手間が不要なことから重宝する。状況に応じてケースバイケースといったところだろう。

無線LAN内蔵の複合機では、スマートフォンやタブレットからのプリント機能を備えたものもある。スキャンしたデータをPCレスでスマートフォンやタブレットに送ることも可能だ(写真はMFC-L8650CDW)

 最後に、プリンタ機能やコピー機能でポイントとなる給紙容量は、ほとんどの製品が標準トレイ+手差し給紙の枚数の合計で表されているが、製品を比較する場合は、ひとまず標準トレイの容量をチェックすると分かりやすい。今回取り扱う10万円以下のクラスでは250枚前後というのが標準的な値で、そこにオプションのカセットを増設することにより、800〜1000枚程度まで増やせる製品もある。

 ただ、印刷速度が遅いとあまり給紙枚数が多くても宝の持ち腐れになってしまうわけで、各社ともカセットの増設が可能な製品は、イコール印刷速度が速い製品、という傾向がある。下位のモデルでカセットの増設が不可能という場合は、むしろ印刷速度の観点からもメーカーが実用的でないと考えている証なので、その場合はもう1つ上位のモデルを検討したほうがよいだろう。

 複合機の本体サイズについては、そもそも用紙の大きさが決まっている以上、それを下回るフットプリントにはなり得ないわけで、現行の製品がすでに究極と言える段階に到達してしまっている以上、新製品がドラスティックなまでに小型化したという例は最近なく、またこれからもまずないと考えられる。

 ただし製品の高さはメーカーによってかなりの差があり、またカセットの増設によっても変わってくる。設置場所があらかじめ決まっている場合は、きちんとチェックしておきたい。



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