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A3ノビ対応で2万円を切る「HP Officejet 7510」の“戦略的費用対効果”を検証する競合最安値の新鋭プリンタ(2/4 ページ)

世界市場トップのHP Inc.が日本市場における起死回生を目指して投入する新モデルは、コストを抑えつつ多彩な機能を導入した。その使い勝手を試してみた。

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スキャナの対応サイズはA4まで

 プリントに関連した仕様では、最大印刷解像度が4800×1200dpi、用紙はA3ノビ(ADF使用時はA4、レターまで)対応。印刷速度は、カラーが約8枚/分、モノクロが約15枚/分。ただし、自動両面印刷には非対応だ。 インクシステムは前述したように4色独立インクシステムを採用。黒、シアン、マゼンタ、イエローの全色顔料インク(HP932/933)となる。ちなみに従来機Officejet7500Aでは、黒のみ顔料、カラーは染料だった。

出力サイズは最大でA3ノビに対応する。A3ノビ対応インクジェットプリンタで2万円を切る価格がこのモデル最大の特徴だ

プリンタ内部には本体上部を押し上げることでアクセス可能だ

本体を開かなくても正面右寄りにあるカバーを開くと退避したインクカートリッジにアクセスして交換ができる

 スキャナ部の読み取り方式はCISで、光学解像度は1200×1200dpi、階調は24ビット。最大原稿サイズは原稿台利用時はリーガルまで、ADF使用時はA4までで片面のみの読み取りだ。A3原稿はスキャンできない。コピー機能は、25〜400%までの拡大と縮小が可能で、最大99枚までの連続コピーに対応する。A3、A4、2L判、10×15センチ、はがき、L判が利用できる。

CIS方式のスキャナではADF使用時で最大A4までの読み取りが可能だ

 ファックス機能は、カラーファックス対応し、CCITT/ITU Group3プロトコル、送受信兼用デスクトップタイプ。対応回線は光回線を含むアナログ回線、RJ-11モジュラージャックを備える。ファックス受信速度は33.6kbps、ファックス解像度はモノクロ最大300×300dpi、カラー最大200×200dpi、記録紙サイズはA4、レターに対応。自動リダイヤル、自動応答などの機能を備える。

 消費電力は稼働時が27.7ワット、待機時が4.57ワット、省電力モード時が1.89ワット、電源オフ時が0.31ワット。従来モデルのHP Officejet 7500Aと比較して待機時や省電力モード時で消費電力を削減している。

 接続方法は、USB 2.0、10Base-T/100Base-TX LAN、IEEE 802.11b/g/nに対応する。OSは、Windows XP SP3以降、Vista、7、8、8.1、そして、Windows10に、Mac OS X 10.8、10.9、10.10。HP ePrint機能を備え、iOS AirPrint機能、iOS/Android用 HP無料アプリでモバイル印刷をアクセスポイント経由、または、ワイヤレスダイレクト接続ができる。

前面のインタフェースは、USBのみ(写真=左)。背面には、ファックス(1-LINE)、ファックス(2-EXT)、有線LAN、電源入力、後部USBを備える

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