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「Surface Pro 4」Core i7上位モデルに23万円強の価値はあるか?パフォーマンスを徹底検証(7/8 ページ)

遅れて発売された「Surface Pro 4」のCore i7搭載上位モデル。Core i5モデルに比べてパフォーマンスはどの程度の差があるのか、各種ベンチマークテストでじっくり検証する。

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表示品質の高いディスプレイ

 液晶ディスプレイについてはCore i5モデルとスペック上の差はないが、測定値は固体差や環境によってバラつきがでることがあるため、こちらの評価機でもX-Riteのi1Display Proを使って計測した。


Surface Pro 4のディスプレイはアスペクト比解像度は3:2で、解像度は2736×1824ピクセル

 結果は、色温度6741K、輝度397カンデラ/平方メートル、sRGBカバー率97.7%(面積比99.7%)だった。少し計測結果は異なるものの、sRGBの標準に近く、優秀な数値であるといえる。キャリブレーション補正カーブはCore i5モデルと非常に似ているが、今回のほうがより補正の幅が少なく、より安定したきれいな線となっている。

 細かく見ると、中間部から明部ではR(赤)の線がほぼ入力と出力が一致しているが、GとBはわずかに出力が低く補正されている。標準では、中間部から明部では緑と青が若干強い色味であることを示している。また、暗部もRGB3色ともわずかに下に補正されている(標準では3色とも若干強く出ている)。


X-Riteのカラーキャリブレーションソフト「i1 Profiler」で出力したキャリブレーション結果のグラフ。中間部から明部ではR(赤)の線ほぼ入力と出力が一致しているが、GとBはわずかに出力が低く補正されている。また、暗部はRGB3色ともわずかに下に補正されている

X-Riteのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」で計測して作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」で表示した。点線がsRGBの色域、実線がSurface Pro 4(CQ9-00014)の色域だ。両者はほぼ重なっており、sRGBカバー率は97.7%、面積比99.7%だった
ディスプレイのスペック比較
液晶ディスプレイ Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) Surface Pro 3
サイズ 12.3型 12.3型 12型
表示画素数(アスペクト比) 2736×1824ドット(3:2) 2736×1824ドット(3:2) 2160×1440ドット(3:2)
画素密度 267ppi 267ppi 216ppi
配向方式 IPS IPS IPS
表面仕上げ グレア グレア グレア
ヒンジの角度 約165度(無段階) 約165度(無段階) 約165度(無段階)
測定輝度 397cd/m2 386cd/m2 373cd/m2
測定色温度 6741K 7206K 7435K
測定色域:sRGBカバー率(面積比) 97.7%(99.7%) 99.2%(102.3%) 97.2%(100.6%)

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