日本HPは1月5日、同社製PCに搭載されているバッテリーパックの一部を自主回収すると発表した。交換対象のバッテリーパックを搭載した製品は、ノートPCおよびモバイルワークステーションの一部で、過去2年間にグローバルで販売したHP製品の約0.1%にあたる(国内では1748個)。
日本国内では「HP ProBook 640 G2 Notebook PC」「HP ProBook 645 G2 Notebook PC」「HP ProBook 650 G2 Notebook PC」「HP ZBook 17 G3 Mobile Workstation」「HP ZBook 17 G4 Mobile Workstation」「HP ZBook Studio G3 Mobile Workstation」の6機種が自主回収プログラムに該当する可能性があり、専用Webサイトからダウンロードした「HP Battery Program Validation Utility」で交換対象かどうかを確認できる。交換は無償。
同社は今回の自主回収について「サプライヤーの1社から提供されたバッテリーパックに、潜在的な安全上の問題があることが判明したため」と説明しており、交換対象のバッテリーを搭載していた場合は、交換するまで「バッテリ安全モード」に設定し、常にACアダプターを接続して利用するよう呼びかけている。
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