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ハサミでカットできるスマート照明「Hueライトリボンプラス」を試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はPhilipsのスマート電球「Hue」のバリエーション「ライトリボンプラス」を紹介する。

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Echo Plusからは直接接続可能

 同社の製品ページには、利用にあたってHueブリッジが必須であると書かれているが、所有しているのがAmazonの「Echo Plus」であれば、電球タイプと同様にZigBeeプロトコルでダイレクトに接続でき、調光機能なども利用できる。Hueブリッジも決して安価ではないので、Hueアプリのスケジュール設定やDimmerスイッチとの連携が不要なら、これで十分だろう。

hue lightstrip plushue lightstrip plus 「Echo Plus」で直接検出を実行する(画像=左)。なお。ネットワーク内にHueブリッジがある場合は一時的に電源をオフにしておいた方がよいようだ。今回は「三番目ライト」という名称で検出された(画像=右)。タップして開く
hue lightstrip plushue lightstrip plus Hueブリッジを使わず、Echo Plus経由で接続できていることが分かる(画像=左)。必要に応じて名前を変更する。ライトのオン・オフや明るさ、色合いはここで変更可能だ(画像=右)
hue lightstrip plushue lightstrip plus 電球色や昼白色、昼光色などの調光が行える(画像=左)。この辺りはホワイトグラデーションタイプの製品と同じだ。本製品ではこれらに加えて色合いを1600万色以上から変更できる(画像=右)
hue lightstrip plus
色のバリエーション。もっとも、最初のうちは面白いのだが、一般家庭での用途はほとんどないといっていいだろう

LEDがまぶしすぎる問題にどう対応するか

 さて、製品のセットアップを終えてライトを付けたときの第一印象は「異常なまでに明るい」ということだ。実は購入前にはチェックしていなかったのだが、前述のように明るさは1600lmということで、「Hue White ambiance シングル ランプ」(800lm)の2倍だ。まぶしくて当然である。

 本製品は調光機能を備えているため、明るさのパーセンテージを下げれば問題ないように思えるが、本製品は全体的にほんやり発光するわけではなく、リボンに取り付けられているLEDが目を刺すような明るさで光るため、それらが直接目に入るようだと、たとえパーセンテージを低くしていてもあまり意味がない。

 筆者の場合、ベッドの枕元に取り付け、寝転がった状態で本を読む際の補助照明としての用途を考えていたのだが、どうやらそれは難しそうなことが分かった。完全に天井を向くように取り付ければ直接目に入ることはないだろうが、これだと開いた本のページではなく背中を照らすことになってしまい、目的を果たせない。

 いろいろ考えた揚げ句、ケーブルの配線に使うモールの中に本製品を通し、それをベッドの枕元に貼り付けることにした。これならば、モールの厚みによって適度に光が遮られ、ぼんやりと発光する状態を作り出せるというわけだ。追加の出費はモール代の数百円で済むのでコスパは抜群だ。

 もちろん照明器具である以上、メーカーとしては決して推奨できない使い方だろうが、LEDなので発熱はわずかで、また筆者の場合は連続してオンにする時間は長くても1時間程度、かつ常時立ち会いで使うことから、リスクは低いというのが筆者の見解だ。試される方はあくまで自己責任ということでお願いしたい。

 なお、設置場所を決めて貼り付ける際、長さに合わせて本製品をハサミでカットするわけだが、33cm単位というのは意外に小回りが利きにくい。10cm単位での細かい調整を必要とする場所への取り付けは苦手であることは、考慮しておいたほうがよいだろう。決してLEDが33cm間隔でしか埋め込まれていないわけではないので、10cm単位とは言わなくとも、せめて15〜20cm単位くらいになってほしいと思う。

hue lightstrip plus
配線用のモール。ホームセンターや量販店で数百円程度で購入できる
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モールの内側に本製品を貼り付けた後、カバーを取り付ける
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この状態であればそれほどまぶしくなく、直視しても問題ない。メーカー非推奨の使い方になるので注意
hue lightstrip plus
必要な長さに合わせてカットする。ただし33cm単位なので自由度がそれほど高いわけではない
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ハサミで簡単にカットできる。断面もとくに加工することなくそのままで使える
hue lightstrip plus
これで完成。さながらライトセーバーのようだ。繰り返しになるがメーカー非推奨なので、工作はあくまでも自己責任で行うものとなる
hue lightstrip plus
今回使用したのは66cmのみで、残りは余らせることに。少々ふびんな気がしなくもない

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