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AmazonのFireタブレットをスマートディスプレイとして使う「Showモード」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はついに日本語環境でも使えるようになった、Amazonのタブレット「Fire HD 10」のShowモードを試してみた。

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 Amazonの10.1型タブレット「Fire HD 10」が、この度アップデートによって「Showモード」に正式対応した。これはFire HD 10を、画面付きのスマートスピーカーとして使える機能だ。海外ではいち早く導入されていたこの機能が、ようやく日本語アカウントでも利用できるようになった。

 自宅内で場所を取るスマートディスプレイ「Echo Show」を購入しなくても、同等の機能が画面のサイズが大きいFireタブレットで使えるようになるなら、こんなに便利なことはない訳だが、実際の使い勝手はどうなのだろうか。ざっと試用してみたので、ファーストインプレッションをお届けする。

Fire HD 10
Amazonのタブレット「Fire HD 10」をShowモードに設定すると、スマートディスプレイ「Echo Show」に似たAlexa端末として使えるようになる

Showモードはアップデートで自動的に適用

 Showモードはアプリではなく、システムソフトウェアの一部として提供されるため、Fire HD 10でソフトウェアアップデートを実行すると自動的に導入される。再起動の完了後に、Alexaを有効にするか否かを尋ねられるので、有効を選択すれば準備完了だ。ちなみに対応するFire OSのバージョンは「5.6.4.0」以降となる。

Fire HD 10Fire HD 10 アップデートが完了するとShowモードが利用可能になったことが案内される(画像=左)。「ALEXAを有効にする」をタップすることで利用を開始できる(画像=右)

 以降は、ホーム画面上で上から下へとスワイプさせることで表示できる通知領域の中に、「Alexaハンズフリー」というアイコンが表示されるとともに、その左下にShowモードへ切り替えるトグルスイッチが表示されるようになる。また、設定画面にも「Alexa」という項目が追加される。

Fire HD 10
通知領域に「Alexaハンズフリー」というアイコンが表示されるとともに、左下にShowモードへと切り替えるトグルスイッチが表示されるようになる
Fire HD 10
こちらは設定画面。「Showモード」および「Alexa」という2つの項目が追加される
Fire HD 10
Showモードの設定画面。日本未発売の専用ドックとの連携設定の項目がある
Fire HD 10
ホーム画面にどのようなコンテンツを表示するかを設定できる。Echo Showにも同様の設定画面がある
Fire HD 10
こちらはAlexaの設定画面。Alexaデバイスではおなじみの項目が並ぶ。「ハンズフリーモード」の有効や無効はここでも設定できる
Fire HD 10
ウェイクワードは二択だ。「Echo」や「Computer」が選択肢にないのはやや物足りない

 さて、まず知っておきたいのは、Fire HD 10でAlexaが使えるといっても、実際にはハンズフリーモードとShowモード、2つのモードが存在していることだ。この2つはどう違うのだろうか。どう使い分けるべきなのだろうか。

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