コラム
親子の対話で“世界に1台しかないPC”を組む――10周年を迎えたマウスコンピューターの「PC組み立て教室」:長野県飯山市発(2/4 ページ)
マウスコンピューターによる夏の恒例イベント「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市の飯山事業所で開催。多数の親子がPCの自作に挑んだ。
まずはパーツの宝探し(ピッキング)から
マウスコンピューターのPCを組み上げる工程は別記事に詳しいが、ここでもまさに同じ手順を踏んでいく。
参加者のグループに1人ずつ、先生として工場の方々がサポートに入っている。最初に先生から、静電リストバンドと静電手袋、そして「部品を探せ!!」と書かれた宝探しの地図を手渡され、参加者はパーツのピッキングを行う。
制限時間は10分で、自分が注文したパーツを宝探しのように集め、コンテナに入れていく。この時点で気が変わってパーツを強化したくても、できないのがもどかしいくらい充実したパーツが倉庫には並んでいる。
PCを構成する各パーツの説明から組み立て前の“親子トライアル”も
パーツ集めが終わったら、先生による「パーツ説明」に移る。CPUとは何か、メモリとは何か、といった基本的なことから、ヒートシンクやグリス、排熱の解説まで加わるのが頼もしい。
パーツの説明が終わると、「親子トライアル」が開催される。これはいきなりPCを組み立てる前に、ウォーミングアップをかねてノートPC用のメモリや無線LANアンテナを取り付けるものだ。
このトライアルは先生がノータッチとなり、参加者自身で乗り越えないといけない。制限時間は15分で、組み上げる早さを競うのではなく、仕上がりやきちんとパーツがとめられているか、配線は美しいか、親子が共同でやっているのかといった観点で審査が行われ、上位入賞者にはキーボードやマウス、ヘッドセットといった景品が贈呈される。
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