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ASUSの2画面4KノートPC「ZenBook Pro Duo」に感じた大きな可能性クリエイター向けPCの新たなスタンダード!?(5/6 ページ)

ASUSTeKがCOMPUTEX TAIPEI 2019で発表した「ZenBook Pro Duo」(UX581)が、いよいよ日本でもリリースされる。キーボードの奥に4K表示のメインディスプレイと同じ幅、同じ横解像度のパネルを配置した本格的デュアルディスプレイノートは、どのような使い方を可能にしてくれるのだろうか。

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GPUも強力だが特にCPUが強力でクリエイティブ用途全般に強い

 最後にパフォーマンスを検証しておこう。

 CPU性能に関しては、CINEBENCH R20を用いた。マルチスレッドのCPUスコアは8コア16スレッドとあってノートPCではかなり高い3196ptsだ。シングルスレッドのCPU(Single Core)は489ptsと、こちらもターボブースト時の最大クロックが5GHzと高いので優秀なスコアが出ている。

 モバイル向けCPUで最上位のモデルを採用しているため、その枠内ではトップクラスの性能と言ってよいだろう。RAW現像や映像のエンコードなど、幅広いクリエイティブワークで活躍してくれる。

ASUS ZenBook Pro Duo
CINEBENCH R20の結果。8コア16スレッドでマルチスレッド性能が高く、最大5GHzのブーストでシングルスレッド性能にも優れる

 続いては、3DMarkによるGPU性能だ。NVIDIA Optimusに対応しているので、3DアプリケーションではGeForce RTX 2060を利用する。Fire Strikeでは13650ポイント、Time Spyでは5887ポイントだった。3Dゲームでいえば、DirectX 11を中心に解像度はフルHDあたりがちょうどよい。パネル自体は4Kだが、4K解像度でプレイできるのはかなり軽量なタイトルになる。また、RTX 20シリーズなのでPort Royalも動作するが、2963ポイントだった。

ASUS ZenBook Pro Duo
3DMark「Sky Diver」のテスト結果
ASUS ZenBook Pro Duo
3DMark「Fire Strike」のテスト結果
ASUS ZenBook Pro Duo
3DMark「Time Spy」のテスト結果
ASUS ZenBook Pro Duo
3DMark「Port Royal」のテスト結果

 アプリケーション性能を見るPCMark 10 Extendedテストでは、Essentialsシナリオが9077ポイント、Productivityシナリオが7190ポイント、Digital Content Creationシナリオが6697ポイント、Gamingシナリオが10827ポイント、Overallが6469ポイントだった。十分なスペックだけあってどのシナリオも高スコアだ。クリエイティブ向けだが万能型で、どんな用途でも大丈夫だろう。

ASUS ZenBook Pro Duo
PCMark 10 Extendedのスコア。高性能CPUにアッパーミドルGPUの組み合わせによりどのシナリオも高めのスコアを記録している

 次のページではゲームタイトルによるベンチマークテストを見ていく。

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