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RyzenにするかAthlonにするか、それが問題だ DeskMini A300でCPU選びを満喫する冬ボやクリスマスで何を買う?(3/3 ページ)

約2LのMini-STXフォームファクターの小型ボディー採用したASRockの「DeskMini A300」。TDP 65WまでのAPUを搭載できるが、可能な限り予算は抑えたい。価格と性能のバランスをサイコムの「Radiant SPX2700A300A」で探ってみた。

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パフォーマンスは十分、多彩な活用法が可能

 最後にストレージの性能を見るべく、CrystalDiskMark 6.0.2を利用した。ここではメインストレージのWD Black SN750 NVMe(SSD)をテストした。

A300A300 CrystalDiskMark 6.0.2(1GiB)の結果。左がRyzen 5 3400G、右がAthlon 3000Gのスコア

 このクラスのAPUは、Picassoこと第2世代のRyzen APUに移行が進んでいるが、2020年には第3世代Ryzenシリーズが採用しているZen 2ベースのアーキテクチャとなり、さらに性能が底上げされるだろう。

 一方のIntelは懸念されていたCPUの供給不足が解消できておらず、特にGPU機能を統合したローエンドのCore i3はPCベンダーが満足できるだけの出荷を維持できていないようだ。このあたりに、AMDのAPUがもっと食い込むと面白いのだが、昔のAPUの悪い印象があるようでなかなかビジネス用途に食い込めていないのはもったいない。

 DeskMini A300はサイコムだけでなく、シー・エフ・デー販売のように法人向けモデルも登場している。冒頭で述べたように最大3つのドライブを収納できたり、複数の4K出力が可能だったり、さらには無線LANも内蔵可能なため、さまざまなシーンで活躍してくれるだろう。

 パーツのカスタマイズ要素も豊富なので、この冬のボーナスやクリスマスに1台組むのもよし、つるしのシステムを購入するのもよしだ。コンパクトなボディーゆえ、仮にPCが増えても家族にばれにくいのも好材料といえる。

A300
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