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つくば初の「Tsukuba Mini Maker Faire 2020」開催、自作キーボードの展示やマイコンボードの販売もTsukuba Mini Maker Faire 2020レポート(3/6 ページ)

2020年2月に、つくば市で初めて開催された「Tsukuba Mini Maker Faire 2020」。その模様を教育IT関連の視点で紹介しよう。

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mrubyが動くマイコンボードやスイカを模したマイコンボードの展示も

 続いては、マイコンボードを使った展示ブースを見ていく。

 Kishima Craft Worksのブースで展示販売されていた「Family mruby」は、気軽にmrubyでのプログラミングを学習できる小型マイコンボードだ。ESP32を搭載したマイコンボードにmrubyを移植したもので、VGA出力やPS/2キーボード端子などを備えているため、キーボードやディスプレイを接続するだけで、mrubyでのプログラミングを行える。Raspberry Piのmruby専用版みたいなイメージだ。mrubyで書かれたテトリスを動かすデモも実施され、注目を集めてみた。

TMMF 2020
Kishima Craft Worksのブースで展示されていた「Family mruby」。気軽にmrubyでのプログラミングが行える
TMMF 2020
Family mrubyは、ESP32を搭載したマイコンボードにmrubyを移植したもので、VGA出力やPS/2キーボード入力などを備えている。4000円で販売もされていた
TMMF 2020
mrubyによるプログラムを動かすとテトリスが遊べる

 ネフロックのブースでは、スイカを模したドーナツ型のArduino互換ボード「Suika Board」の展示や販売をしていた。このSuica Boardは、ビール瓶にはめて使うように設計されていることが面白い。

 Suika Boardには、3軸加速度センサーや17個のLED、スピーカーが搭載されており、ビールを飲むために瓶を傾けると、Suika Boardの加速度センサーが反応し、LEDが点灯したり、音が鳴ったりする。パーティーを盛り上げるグッズの1つとして開発されたものだという。

TMMF 2020
ネフロックが開発したArduino互換ボード「Suika Board」は、スイカを模したデザインで、ビール瓶にはめて使うように設計されている
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このようにビールを飲むために瓶を傾けると、Suika Boardの加速度センサーが反応する
TMMF 2020
Suika Boardはきちんとパッケージも作られており、税込み2500円で販売されていた
TMMF 2020
Suika Boardの特徴。3軸加速度センサーや17個のLED、スピーカーを搭載している

コスプレにテクノロジーを融合し、ヒーローになれる体験展示

 TechnoAlta & RealizePlusは、プロジェクションマッピングと電飾武器を連動させることで、斬撃や必殺技などのエフェクトを出し、アニメやコミックのヒーローになれる体験展示を実施していた。

 ブースには「Fate/Zero」に出てくるエクスカリバーをイメージした剣や黒い木刀が展示され、実際に木刀やエクスカリバーを振る体験ができた。剣の先端の軌跡を検出し、その軌跡に合わせてエフェクトがプロジェクションマッピングで表示される仕組みだ。特定の動作を行うことで、必殺技を出すこともできる。

TMMF 2020
TechnoAlta & RealizePlusのブースに展示されていたエクスカリバー
TMMF 2020
黒いのは木刀をイメージしたもの
TMMF 2020
エクスカリバーを振ると、その先端の軌跡にあわせてエフェクトが表示される
アニメの世界に入り込んだようになる。特定の動作をすると、必殺技を出すことも可能だ

 会場では、非常に興味深い展示も見られた。

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