テレワーク中のストレスを減らすべく、掃除の自動化と洗濯機のスマート化に挑戦した:テレワーク時代のスマート家電(2/3 ページ)
緊急事態宣言の解除後も、在宅でのテレワークが続いている人が多いだろう。兼ねてからストレスに感じていた、掃除と洗濯についてスマート家電を導入して、快適な日常を手に入れるまでをお届けする。
スマートではない家電もスマート化
動作が完了したことを通知してほしい家電を挙げたらきりがないが、個人的には洗濯機がその最たるものと感じている。
もちろん、洗濯が終わればそれなりのボリュームで電子音が鳴って教えてくれる。しかし別の部屋にいて、なおかつ取材時の録音を聞いていたり、ちょっと室外の音がうるさかったりすると聞こえづらい。
昔の洗濯機であれば、「45分コース」などとかかる時間が明確だったため、手間だとしても洗濯開始と同時にタイマーでもかけていれば良かった。しかし、最近の洗濯機は脱水時に回転しづらいと、一旦その作業を止めて注水を行い、洗濯物をほぐしてから脱水を再開する、など賢くなっているため完了時刻を把握しづらくなっている。当然、自動モードにすると洗濯する量でかかる時間も変わってくる。
「そろそろ終わるかな?」と、洗濯機置場を見に行くと、まだ1分残っていて待たなければならない、ということもざらなのだ。世の中には「スマート洗濯機」なるものも登場している。シャープの「ES-W112」や日立グローバルライフソリューションズの「BD-NX120E」などだ。
しかし、半年ほど前に買い替えたばかりの我が家で、20万円以上もするようなスマート洗濯機へと買い替えるわけにもいかない。
さて、どうしたものかと考えていたのだが、実際はもっと手軽に“スマート洗濯機”を手に入れる方法があった。そう、スマートプラグを導入すれば良いのだ。
これも+Style製品がセールで安かったのだが、「スマートWi-Fiプラグ」を購入した。我が家に転がっているレガシーな家電をスマート化したかったこともあり、今回は2個セットを注文した。
原稿執筆時の価格は2680円、2個セットで3980円だったが、筆者は2880円で手に入れた。スマート洗濯機の実に約80分の1で、機能限定版ではあるがスマート洗濯機を導入できることになる。
先日発売された「Amazon Smart Plug」はシンプルな製品だが、このスマートプラグは電源のオンとオフ、電気使用量のチェックだけでなく、消費電力をトリガーに、他の+Style製品との連携やスマホアプリへの通知など多機能だ。電源のオン/オフはスケジュール設定をしておくこともできるし、スマホアプリやスマートスピーカーからの操作も行える。
プラグの設定には、+Styleアプリを使う。スマートWi-Fiプラグをコンセントに挿したら、アプリホームの「+」ボタンから「手動で追加」ページへと進み、「電源プラグ」をタップする。「電源ボタンを早い点滅の状態にしてください」の指示が表示されるので、スマートWi-Fiプラグの電源ボタンを約6秒間長押しする。
点滅が確認できたら次へ進み、宅内のWi-Fi設定をする。しばらく待てばスマートWi-Fiプラグが追加されるので、適当な名前をつけておこう。
自宅にあるWi-Fiルーターが2.4GHz帯と5GHz帯に対応している場合、あらかじめスマホを2.4GHz帯に接続しておくことを忘れずに。今回は、洗濯機用のスマートWi-Fiプラグなので「洗濯機」と名付けた
これで、スマートWi-Fiプラグの初期設定は完了だ。早速、洗濯機のスマート化に取りかかろう。
関連記事
- スマートスピーカー「Clova WAVE」でテレワークをスムーズにこなす方法
6月に緊急事態宣言が解除され、“新たな日常”が始まった。その一方で、我が家には未解決の問題が継続したままだ。そこでスマート家電、今回はスマートスピーカーで課題解決に取り組んだいきさつをお届けしよう。 - これは楽だ! 照明のスマート化でテレワークに適した明るい環境作り
自宅でのテレワークを少しでも快適にしたい、しかも適度にズボラに楽をして……というのを目指した本連載。今回は、照明のスマート化に挑戦した。 - テレワークをもっと快適に! 今こそスマート家電を導入すべき理由
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、都市部を中心に全国規模でテレワークの導入が進んでいる。実際に在宅でのテレワークを始めるに当たり、ぜひ活用したいアイテムがある。そう、スマート家電だ。 - 大画面がいい! 音がいい!――テレワーク事始めに最適な“新三種の神器”を試す
緊急事態宣言解除後も、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止に向けて試行錯誤が続いている。テレワークは一時的なものではなく、本腰を入れて取り組まざるを得ないものとなったが、ゼロから用意するのは何かと面倒だ。そんなときに力になってくれるのが、直販のPCショップだ。マウスコンピューターの“テレワークパック”を試してみた。 - 失敗から気付きを得る テレワークの効率を上げる3つの工夫
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、急きょテレワーク(遠隔勤務)をすることになった人も多いと思う。しかし、テレワークをする際には「失敗」も付きものだ。そこで、ある意味でテレワークを日々実践している“失敗談”を共有しつつ、どうすれば快適なテレワークができるのか考えていきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.