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Windows 11に2024年2月のセキュリティパッチ適用でエラーが発生/PC向けGPUの市場が好調に推移 Intelが堅調 JPR調べ週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月25日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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Micronが「HBM3E」を量産開始 Samsungも容量36GBのサンプルを出荷

 米Micronは2月26日(現地時間)、HBM(High Bandwidth Memory:広帯域メモリ)の第5世代にあたるHBM3Eの新製品「HBM3E 8H」の量産を開始したと発表した。8層スタックで24GBの大容量を実現している。

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Micronが24GBのHBM3E 8Hの量産開始を発表。Samsungも、HBM3E 12H(容量36GB)のサンプル出荷を開始した

 生成AIの需要が拡大するにつれ、一度に大量のデータを高速に処理できるHBMのニーズが高まっており、AI処理に利用されるGPUでもHBMの採用が増えている。MicronのHBM3E 8HもNVIDIA H200 Tensor Core GPUに採用されるという。

 HBM3E 8Hは毎秒1.2TBを超える帯域を実現するとともに、競合他社のHBM3Eと比較して消費電力が最大30%も低くなっているという。なお、12層スタックの36GBモデルも3月にサンプル出荷を開始する予定だとしている。

 12層スタックの36GBモデルに関しては、韓国Samsungも2月27日(現地時間)にサンプル出荷を開始したと発表している。同社のHBM3E 12Hは、高度な熱圧縮非導電性フィルム(TC NCF)を使用しており、12層製品を8層製品と同じ高さにすることで、現在のHBMパッケージ要件を満たせるという。チップ間のギャップで業界最小となる7μmを達成し、8層製品と比較して垂直方向の密度が20%以上も向上している。

AIマクロ対応の「EmEditor v24.0.0」公開 「GPT-4 Turbo」などで校正や要約に対応

 米Emurasoftは2月29日、Windows向けのテキストエディタ「EmEditor」の最新版v24.0.0を公開した。本バージョンでは、生成AIとしてChatGPTを利用できるAIマクロ「AI.jsee」が標準搭載された。

 AIマクロを使用すると、選択したテキストまたは文書全体に対して、校正、要約、翻訳、画像の生成などを行ったり、AIに質問したりできる。なお、利用にあたってはOpenAI APIキーが必要だ。APIキーはOpenAIにログインすればWebページから取得できる。

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生成AIとしてChatGPTを利用できるAIマクロ「AI.jsee」が標準搭載となった

 EmEditorには無料で利用できる「Free」と、有料の「Professional」があるが、AIマクロを利用できるのはProfessionalのみだ。この他、Professionalでは「頻出文字列を抽出」コマンドが追加され、URI(Uniform Resource Identifier)またはメールアドレスを簡単に抽出できるようになった。これまでも正規表現を利用すれば抽出できたが、正規表現に慣れていないユーザーにも使いやすくしたという。

 なお、Free版も対象として、以下の機能が追加されている。

  • 比較のために分割された時、分割ウィンドウの各ペインのタイトルに「X(閉じる)」と「すべて他へコピー」ボタンを追加
  • Onigmo 正規表現に「\Q…\E構文」をサポート
  • 「ファイルを分割」「ファイルを結合」「インデント」「逆インデント」コマンドを高速化
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