4K Webカメラ「MX BRIO 700」は仕事で使うと役立つ? 試して分かった他との違い(2/3 ページ)
ロジクールが、フラッグシップモデル「MXシリーズ」初の4K Webカメラ「MX BRIO 700」を発表した。その使い勝手を実機で試した。
プライバシーシャッターや独自のショーモードを用意
カメラを使用しない場合や、一時的に相手に見せたくない場合などに物理的にカメラをカバーするプライバシーシャッターも搭載している。一見するとデジカメのシャッターのようだが、リング部分を回転することでシャッターの開閉が可能になっている。
なお、カメラを使用中はLEDが光る仕様なので、カメラが使われているかどうかは一目で確認できるようになっている。
カメラの仕様としては、ロジクールのWebカメラで最大サイズとなる8.5MPを搭載する(ソニー製STARVIS採用)。対角視野は90/78/65度に切り替えられ、撮影解像度としては4K/30fps、1080p/30fps、1080p/60fps、720p/60fpsに対応する。
高性能とはいえ、Webカメラなのでそれほど変わった機能があるわけではないが、手元を映す場合に便利な「ショーモード」(手元モード)を搭載している。
これは、同社のWebカメラには従来から採用されている機能だ。通常、Webカメラは顔を映すものだが、会議中に手元のスケッチや製品を映して共有したい場合などもあるだろう。そのような際に本機を下に向けると、自動で画像の上下が反転し、手元を映した映像が正しく表示されるようになる。
ショーモードでは、カメラからみて手前側が上に表示される。上の画像は左右が反転しているが、これはMX BRIOの設定ではなく、利用するアプリによる。Zoomの場合は、ビデオ設定から「マイビデオをミラーリング」をオフにすれば左右も正しく表示されるようになる
また、今回は試せていないが、本機にはビームフォーミングマイクを2基内蔵しており、周囲のノイズを低減するノイズリダクションにも対応している。ビデオ会議などの場合には、イヤフォンやヘッドフォンを用いる人も多く、その場合にはイヤフォンのマイクを利用した方が手軽だと思うが、本機も性能のいいマイクを搭載しているということは覚えておいて損はない。
関連記事
- 専用ソフト不要で顔を中心に捉えるJabraの4K対応オンライン会議向けWebカメラ「PanaCast 20」
GNオーディオジャパンの「Jabra PanaCast 20」はオンライン会議を想定したWebカメラだ。ソフト不要で画角を調整できる機能が特徴だ。実機を試してみた。 - Webカメラ「MAXHUB UC W21」の4K+120度はビデオ会議にちょうどよかった
国内ではナイスモバイルから発売されている4K Webカメラ「MAXHUB UC W21」。ハイブリットワークが進む中で、ビデオ会議の重要性は相変わらず高く、日々自分の映りが気になっている人も多いはずだ。実機を使って試してみた。 - 4Kカメラ「Webex Desk Camera」で新世界を体験 PC内蔵Webカメラに不満を抱える人の救世主となるか
最近では、ビジネス用途のビデオ会議でも高解像度のカメラニーズが増えている。シスコシステムズの4K Webカメラ「Webex Desk Camera」を例に、一般的なノートPC内蔵のWebカメラと比較してみた。 - ノイキャンマイクを内蔵した「HP 960 4K ストリーミングウェブカメラ」を使って分かったこと
日本HPから、4K(3840×2160ピクセル)対応のWebカメラが発売された。WindowsやmacOS、ChromeOSに対応した「HP 960 4K ストリーミングウェブカメラ」を実際に使って見た。 - トラックパッド搭載でiPadをガッチリ守る! 第10世代iPadに対応したロジクールのキーボードケース「Combo Touch」を試す
第10世代iPad用のカバー兼キーボードに、新モデル「Combo Touch for iPad(第10世代)」が登場した。タッチパッドやキーボードバックライトを備えた本モデルを細かくチェックした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.