MSIのCore Ultra搭載ポータブルゲーミングPC「Claw A1Mシリーズ」はひと味違う! ゲームはもちろん超小型Windows 11マシンとして仕事でも使えるぞ(4/4 ページ)
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、待望のポータブルゲーミングPC「Claw A1Mシリーズ」を発売した。ゲームはもちろん、普段使いからビジネス用途まで対応可能なパワフルモデルの詳細を見ていこう。
静音性や発熱の処理も優秀
発熱の処理も優秀だ。ゲームなどで高負荷をかけるとボディーは発熱し、排気口からはそれなりに熱風も出てくるのだが、プレイしている手にはほとんど伝わってこないし、熱風も背面から吸気して上方へ排気するシステムが非常にうまく機能している。
動作音も同様で、高負荷時にはファンが回転し、排気口のあたりに向き合うとそれなりに大きな音になっているが、ゲームをプレイするスタイル、画面に向き合った状態で感じる音はかなりマイルドだ。実際にいくつかゲームをプレイしてみたが、気付けばゲームに夢中になっており、動作音が気になって楽しめないというようなことはなかった。
室温は28.5度の環境で、FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク終了直後にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(本体裏側)。グリップ部と発熱が高い部とは段差があるので、この画像で見る以上に熱は伝わってきていない
ゲームが快適に楽しめるポータブルなWindows 11マシン
Claw A1Mシリーズは、とても持ち運びやすいゲーミングPCだ。Core Ultra 7 155Hに統合されたIntel Arc GraphicsのパフォーマンスはCPU内蔵GPUとしては抜群に良いものだが、Claw A1Mシリーズはそのパフォーマンスを引き出しつつ、ボディーの動作音や発熱も抑えている。ゲームパッドの操作性も非常によく、ポータブルゲーミングPCとしての完成度はかなり高いといえるだろう。
また、Claw A1Mシリーズは、カジュアルに携帯できるWindows PCとしての側面も持つ。Windows 11はビジネスや学習との親和性が高いので、タッチ操作や音声入力、あるいはUSB Type-C(Thunderbolt 4)対応の周辺機器を利用し、活用の幅を広げてみるのも面白い。
このClaw A1Mシリーズは発売後に価格改定が行われ、コストパフォーマンス面でも魅力がグンと増しているのも見逃せない。直販ストア「MSIストア」での価格は、評価機と同じ上位モデル(Claw-A1M-002JP)が11万9799 円(税込み、以下同様)、Core Ultra 5 135H/512GB SSD搭載の下位モデル(Claw-A1M-003JP)は9万9800円と10万円を切っている。さらにお買い得な専用ポーチセットも販売されているので、気になる人はぜひMSIストアをチェックしてほしい。
超小型Windows 11 PCとしてビジネスや学習で使うには?
Claw A1Mシリーズは、ゲーミングを主目的に開発されたPCだが、高い汎用性を備えたOSであるWindows 11搭載しており、ビジネスおよび学習用途とも親和性が良い。そのため、ビジネスや学習用途にも使いたいと思う人もいるだろう。
その場合、携帯時はゲームパッドやタッチ操作、音声入力などで操作するとしても、やはり自宅を含めて本格的に活用するには、外付けの大きなディスプレイやキーボードはほしいところだ。
Claw A1Mシリーズには、USB PDとThunderbolt 4対応のUSB Type-C端子があるので、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)の画面入力とUSB PD給電(65W以上)の両方をサポートしたUSB Type-C対応の外付けディスプレイを活用するのが一番ピッタリだろう。
ビジネスや学習用途ではWebカメラが欠かせず、Webカメラが液晶ディスプレイ側に統合されているか、追加でUSBのWebカメラを接続できるドック(USBハブ)機能を搭載している製品がベターだ。
キーボードやマウスはBluetooth接続のワイヤレスタイプを使うのもよいが、USBドック機能がある液晶ディスプレイにUSBで接続しておけば、液晶ディスプレイに接続するUSB Type-Cケーブル1本の着脱だけで、全ての機器との接続/接続解除が完了するので、あえてUSB接続のキーボードとマウスを使うのも良さそうだ。
これならば、自宅ではフル装備のPCとして、持ち出す際はケーブル1本を外すだけで本機を手軽に持ち出せる。アクティブに活用したいユーザーには最適な選択肢と言えそうだ。
ディスプレイ側にUSBハブ(USBドック)機能がある場合は、USBハブとの接続もUSB Type-Cケーブル1本でできるため、全ての周辺機器との接続/解除がUSB Type-Cケーブル1本でまかなえる
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年7月22日



