ゲームのベンチマークテストは?
実際のゲームベースのテスト結果も見てみよう。FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシーベンチマーク(1920×1200ピクセル、ノートPC標準)では「快適」評価、STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール(1920×1080ピクセル、LOW)では100/100と、こちらも快適なプレイができるスコアが出た。
描画負荷が比較的高いFar Cry 6(1920×1200ピクセル、低品質)では平均フレームレートが50fps。多少の妥協は必要ながら、一通りのプレイはできるスコアだ。
発熱の低さと静音性は特筆できるポイント
Claw 8 AI+ A2VMで特筆できる優秀な点が、発熱の低さだ。前モデルもなかなか優秀だったが、CPUがCore Ultra 7 258Vになってさらに磨かれた印象だ。高負荷時でも暖かさを感じるのは排気口周辺のみで、ゲームパッド部分を持ってプレイしている手には全くといってよいほど伝わってこない。
動作音についても同様だ。アイドル時はほぼ無音、高負荷時も、意識しなくてもファンが回っていることが分かる程度であまり大きな音にならない。特にゲームをプレイするスタイル、画面に向き合った状態で感じる音はかなり小さく、音を出してプレイしていれば全く気になることはなかった。
スタミナ強化で魅力が増したポータブルゲーミングPC
ここまで見てきたように、Claw 8 AI+ A2VMの仕上がりは非常に良好だ。パフォーマンスが強化されるとともに、バッテリー駆動時間が大幅に伸びたことで、余裕を持ってゲームが楽しめるようになったのは大きい。さらに静音性や発熱の低さもグレードアップした他、USB Type-Cポートの追加によって運用の利便性も大きく改善され、運用時のストレスがほとんどない完成度の高いポータブルゲーミングPCに仕上がっている。
Claw 8 AI+ A2VMは、カジュアルに携帯できるWindows PCとしての魅力も増している。8型でアスペクト比16:10の画面や、USB Type-Cポートが増えたことで、外付けディスプレイやUSB機器などを活用した汎用(はんよう)的なPCとしての運用がしやすくなっており、長時間のバッテリー駆動や静音性が高まったことも魅力だろう。
いつでもどこでもゲームをやりたい方はもちろん、小型のボディーを生かしてカジュアルに持ち運べるPCとして活用したい方にも向いている製品だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年3月17日







