遊びも仕事もこれ1台――縦に並べられるデュアルモバイルディスプレイ「DUOONE OLED FOLD」が作業効率をアップさせる
DUOONE OLED SPAN FOLDは、2枚のディスプレイをクラムシェル型のノートPCのように折りたたんで持ち運べるユニークなデュアルモバイルディスプレイだ。実際に使い勝手を試してみた。
多様な働き方が広がる今、ノートPCが1台さえあれば、場所を選ばず仕事を遂行できるという人も少なくない。しかし、その自由さと引き換えに、オフィスや自宅のデスクと同じ快適な作業環境を常に維持するのは難しくもある。特にノートPCの小さなディスプレイは、環境が整ったデスクに比べると作業効率が落ちる場合もあり、知らず知らずのうちに首や肩への負担が蓄積してしまうことも考えられる。
そんな悩ましさを解消し、どこでも理想的な作業環境の構築を実現するアイテムが、デュアルモバイルディスプレイ「DUOONE OLED FOLD」(デュオワン オーエルイーディー フォールド)だ。
目を引く縦長スタイルのデュアルディスプレイ
DUOONE OLED SPAN FOLDは、2枚のディスプレイをクラムシェル型のノートPCのように折りたたんで持ち運べるユニークなデュアルモバイルディスプレイだ。
上下それぞれのディスプレイは13.3型(1920×1080ピクセル)のOLED(有機EL)パネルを採用しており、2枚を1枚として使うモードでは約17.5型(1920×2160ピクセル)の大きなディスプレイとしても使える。
ディスプレイの表示性能は、最大リフレッシュレートが60Hz、応答速度は1ms、輝度は500カンデラ/平方メートルと、Webブラウジングや事務、動画視聴といった用途で十分なスペックを持っている。
特徴的なのは見た目だけではない。DUOONE OLED FOLDには映像入力としてMini HDMI×2基とDisplayPort Alternate Modeに対応するUSB Type-C×2基が備わっているが、同じデバイスからの入力であれば、USB Type-Cケーブル1本で2枚のディスプレイにミラーリングまたは拡張表示が行える。
本体サイズは折りたたんだ状態の実測値が350(幅)×190(奥行き)×19(高さ)mm、重さは1126gだった。ディスプレイが2枚なので重さはあるが、十分に普段から持ち歩けるサイズだ。
2枚のディスプレイはどのように表示できるのか?
デュアルディスプレイの表示モードは、クローンモード、エクスパンションモード、シークエンスモード、スタンドアロンモードの4通りだ。
クローンモード
クローンモードでは、2枚のディスプレイに同じものを表示する。対面でプレゼンをしたり、ゲームで遊んだりするのに便利だ。
エクスパンションモード
エクスパンションモードは、2枚のディスプレイをそれぞれ別のディスプレイとして扱うモードだ。ホスト側からは「ディスプレイ2」「ディスプレイ3」として認識される。1人作業では一番使うモードになるだろう。
シークエンスモード
シークエンスモードでは、2枚のディスプレイを大きな1枚のディスプレイとして扱える。縦横いずれの向きにも対応するので、縦置きでは長いWebサイトの表示、横置きでは読書やWebサイトの2画面表示などに便利だろう。
スタンドアロンモード
スタンドアロンモードでは、各系統の入力端子に別々のホスト端末を接続して、それぞれ全く別のディスプレイとして扱える。1枚をPCと接続して、残りの1枚をスマートフォンやゲームコンソールと接続するなど、さまざまな使い方ができそうだ。
付属品も充実 届いたらすぐに使える
パッケージには、DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-C to Type-Cケーブル×2、HDMI to Mini HDMIケーブル×2、USB Standard-A to Type-Cケーブル、ACアダプターが付属する。別でケーブル類を買いそろえる必要はなく、届いてすぐに使い始められるのがうれしいところだ。
屋外でも使える明るいディスプレイ
実際に「ONEXPLAYER X1 Mini」と「Nintendo Switch」をDUOONE OLED FOLDに接続して使い勝手を確かめてみた。
ONEXPLAYER X1 Miniは、UMPCとしても使えるポータブルゲーミングPCで、USB4(Type-C)端子を上下に1基ずつ備える。HDMI端子は搭載していない。よって今回はUSB Type-Cで接続してみた。
ディスプレイを上下に並べる配置は想像以上に快適で、下のディスプレイに参考資料を表示し、目線の高さに合う上のディスプレイをメインの作業スペースとすると、首が疲れづらいことに気付かされる。
筆者は作業が行き詰まったときに、こぢんまりとした屋上にキャンプ用の椅子とテーブルを置いて作業することがあるが、普段使いのモバイルディスプレイでは目線が下がってしまい、首や腰の負担となって疲れてしまうことがある。
また、屋外の明るさにディスプレイの明るさが負けてしまい、文字が見えなくて辛くなることもあった。
しかし、DUOONE OLED FOLDはディスプレイを縦に並べて高さが出せる上に、最大輝度にすることで屋外の晴天時でもストレスなく使える明るさが確保されている。
DUOONE OLED FOLDとホストとなるUMPCをテーブルに、Bluetooth接続したキーボードを膝の上に置くことで、快適な原稿の執筆環境を整えられた。
続いて、家庭用ゲーム機のNintendo Switchを付属のHDMI to Mini HDMIケーブルで接続してみた。対面した2人がゲーム対戦しているという体(てい)で、DUOONE OLED FOLDの上部のディスプレイを反対側に折り曲げる。
このままでは、向こう側に座っている人から見えるディスプレイが上下逆さまになってしまうので、シグナルボタンを3秒長押しする。すると上部ディスプレイの上下が反転し、対面で座ったそれぞれがディスプレイとして使えるようになるというわけだ。上下の切り替えが設定の奥底ではなく、すぐに呼び出せるのは便利だ。
こちらはスタンドアロンモードを使って、下部のディスプレイをPCと、上部のディスプレイをNintendo Switchと接続した様子。仕事をしなければならない親と、遊びたい友人または子どもとで分け合うのにちょうど良い
もう一点、個人的にデュアルモバイルディスプレイにおいて「これは良い」と思ったことがある。それは、専用ケースやカバーがなくても、ディスプレイを閉じて持ち運べば、表面を傷つける心配がいらないということだ。
一般的にモバイルディスプレイを持ち歩くには、専用カバー(ほとんどの場合、スタンドも兼ねている)に挟んでみたり、汎用(はんよう)的なクッション性のあるケースに入れたりする。ディスプレイ本体は軽くても、必ず一緒に持ち運ぶケースやカバーも含めると、何だかんだと総重量が1kgを超えてしまう場合もある。
しかし、DUOONE OLED FOLDは持ち運ぶときには液晶面を内側に折りたためるので神経質にならずに済む。単体で1kg超えという部分が気になるかもしれないが、外出先などで2枚のディスプレイを持ち歩けるというのは、作業効率の向上においてかなりのアドバンテージがある。
しかも、縦に並べられるのでカフェのような狭いテーブルでも場所を取らないし、何より高さが出せるので目や首、肩や腰への負担が少ない。この製品を使い始めたら、デスクに常設するディスプレイもこれでいいのではと思ってしまうほどだ。
ちなみに、DUOONE OLED FOLDにはVESAマウント規格(100×100mm)のネジ穴がある。ディスプレイアームと組み合わせれば使い勝手はさらに向上するだろう。
お得に買えるクラウドファンディングキャンペーン中にゲットしよう
「DUOONE OLED FOLD」は、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで6月2日から購入できる。お届け予定は10月だ。
さらに通常価格が13万2650円(税込、送料込み)のところ、30人限定で10万4793円(超早割21%オフ)、さらに50人限定で11万1426円(早割16%オフ)、100人限定で11万9385円(CAMPFIRE割10%オフ)と、早めに申し込むとお得に購入できる。また、この記事中にあるリンクから「DUOONE OLED FOLD」を購入すると、加えて10%オフになるので要チェックだ。
ひと味違う実用的なモバイルディスプレイを検討しているなら、「DUOONE OLED FOLD」を試してみてはいかがだろうか。
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提供:合同会社0&1
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年8月2日



























