AMDとアドビ公式インストラクター/マルチクリエイターが語るAMD CPU搭載「AIワークステーション」を導入するメリットは? イベントをレノボが開催(3/3 ページ)
レノボ・ジャパンが、Thinkブランドワークステーションの魅力を伝えるハイブリッドイベントを開催した。最近はAMD製CPU/APUを搭載するモデルが一押しとのことだが、その理由は何なのか――当日の模様をお伝えする。
AIワークステーションはクリエイティブシーンでも役立つ
イベントの最後のセッションでは、アドビ公式インストラクター/マルチクリエイターの大倉照結氏(クリーン・クラン 代表)が登壇した。大倉氏はプライベートでもThinkPadユーザーで、今回はThinkPad P14s Gen 6 AMDで「Adobe Premiere Pro」を使って、AI機能を活用した動画編集のデモンストレーションを披露した。
ここ数年、アドビのアプリには生成AIを含む多数のAI機能が搭載され、時間のかかるクリエイティブ作業の効率化が図られている。
しかし、元々PCに高い負荷を掛ける傾向にあるクリエイター向けアプリにおいて、AI機能がプラスされると、CPUやGPUのパワーが重要になる。多くの人は、デスクトップワークステーションの得意分野と考えているかもしれない。
しかし、今回のデモンストレーションで使ったThinkPad P14s Gen 6 AMDは、Premiere Proがサクサクと動作する。読み込んだ動画からの「自動文字起こし」、アスペクト比を変更しながらも被写体を追従する「オートリフレームシーケンス」、足りない動画の尺を延ばす際に役立つ「生成延長」など、多数のAI機能が軽快に動作していた。
大倉氏によると、自動文字起こしの精度は(体感で)95%程度と高いという。専門用語や製品名、メーカー名といった部分はどうしても弱いものの、とりあえず文字に起こしてくれるので、そこを修正するだけで済むのは楽だそうだ。そこから、動画に含まれるフィラーワードの自動削除したり、文字起こしを削除すると動画の当該箇所も連動して削除されたり、文字起こしされた文章に翻訳/キャプションを付けたりする機能もあるので、動画編集の作業が大きく効率化される。
さらにこれらの作業中、タスクマネージャーのCPU/GPU/NPUの使用率はかなり低く、ThinkPad P14s Gen 6 AMDの持つ“余力”を伺い知ることもできた。
大倉氏は、ThinkPad P14s Gen 6 AMDをトートバックなどに入れて持ち運んでいるという案外“ラフな”持ち運び方だが、「軽量なので、移動時間といった隙間時間でも動画編集のような重たい作業を進められる」と、最新のワークステーションが今までにない作業の効率化をもたらすというメリットを力説していた。
タッチアンドトライも盛況
今回のイベントでは、最新のThinkPad PシリーズやThinkStation P8の実機、レノボ純正の周辺機器の一部が展示されていた。現地参加者はこれらに触れつつ、登壇者やレノボの製品担当者に直接質問できた。
レノボ製品を取り扱う家電量販店でも、Thinkブランドの製品の実機を展示している店舗は少ない。特にThinkPad PシリーズやThinkStationシリーズとなると、実機に触れられる機会はほとんどない。そのこともあってか、参加者はかなり興味深そうに実機をチェックしていた。
イベントの主役でもあったThinkPad P14s Gen 6 AMDは、多くの参加者が実際に手に持ってその軽さに驚いていた。組み合わせるACアダプターも、標準で65Wとモバイルワークステーションとしてはコンパクトだ。カスタマイズ(CTO)モデルでは、さらにコンパクトな「Lenovo 65W USB Type-C GaN ACアダプター」「65W ウォールマウント Nano GaN ACアダプター (2ピン) USB Type-C」を選択することも可能で、「本当にこれでワークステーションとして十分な性能を確保できるの?」驚く人が相次いだ。レノボのスタッフいわく、「ワークステーションを今まで持ち歩いていたユーザーから、ACアダプタがコンパクトになったことが大好評」とのことだ。
ThinkPad P14s Gen 6 AMDは外部GPUを搭載していないが、そのことについて大倉氏に「十分なパフォーマンスを得られるのか?」という趣旨の質問をする参加者もいた。大倉氏は「4Kビデオの編集も、内蔵GPUだけで快適に行える」と説明していた。これで購入意欲が高まったようで、機材の買い換えを検討するとのことだった。
働き方の多様化とAI機能の拡充によって、PCを使った作業は従来から大きく変わろうとしている。その変化に合わせてどんなPCを選ぶべきかは、多くのユーザーや企業にとって課題となっている。
しかし今回のイベントでは、これまで敷居の高いものと思われていたワークステーションが身近な製品であり、価格や仕様によっては手が届くもの、今まで通りのPCとして利用することもでき、変わりゆくPCの用途にも十分に対応できることが分かった。
Windows 10のサポート終了も近づく中、多様化するPC業務をスムーズに行える次のPCとして、レノボのワークステーションは検討に値する製品だ。
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提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月25日




