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ホノルルマラソンへの道(番外編):倍率7.5倍の東京マラソン、当選者はだれだ?

東京マラソン2009の抽選結果が届いた。当選倍率が過去最高を記録した今回、編集部内に当選者は!?

 11月7日、2009年3月22日に開催される、東京マラソン2009の抽選結果が発表となった。以前こちらの記事でも表明した通り、我が編集部でも5人の戦士が応募している。

 今回の東京マラソンへの申込者は26万1981人。対前回大会比、68%増だった。当選者枠を当初の予定よりも5000人分拡大したものの、当選倍率は7.5倍と過去最高を記録した。

 前回見事に外れた筆者はいつ知らせが届くのかと、朝から1時間おきにメールをチェック。しかし最初に結果が届いたのはK記者のところだった。結果は「落選」。「落ちたかー。走りたかった。残念〜」と言っていたK記者の口角があがっていたのを、筆者は見逃していない。

 夕方取材から戻ってきたE記者が、「だから言ったでしょう!!」という言葉を発し、なぜか筆者に切ないのまなざしを向けてきた。

筆者 へ?

E記者 やっぱり当たりましたよ

 なんとE記者に当選メールが届いていた。実を言うと、今回応募した人の中でもっとも走るのをためらっていたのがE記者だったのだが……。なんでも昔から避けていたものに限って当たってきたそうで、今回応募するときも嫌な予感がしたのだと肩を落としている(なんとぜいたくな。落選している人がたくさんいるんですよ!!)。

E記者 落ちた大学の倍率は4.5倍だったのに……

 嘆くE記者とは反対に、大盛り上がりの編集部。筆者を含む残り3人の結果を待ち続けた。午後7時時ごろ筆者にもようやく「抽選結果のお知らせ」というメールが届く。ところが……落選。2度目も願いかなわなかった。

photophoto E記者が当選。左が実際届いた当選の知らせ

 夜中にO記者にもメールが届いたそうで、こちらも通らなかった。最後に一筋の望みをかけたM記者は、どうやら勢い余ってメール自体を捨ててしまったようで、3日たってもメールを見つけることができなかった。

 そんな人のために11月28日まで抽選結果をサイト上で知らせるサービスも行われている。M記者はこちらのフォームで「落選」の文字を確認していた。安堵(あんど)の表情を浮かべたのは気のせいか? 同じように結果メールをお探しのあなたは、このサービスを使うといいだろう。

photophoto 抽選結果確認サービス。メールアドレスを入力し、届いたメールに記載されている抽選結果確認URLから当落の確認ができる

 1人走ることになったE記者は、徐々にモチベーションが下がっていった。そこで今回から導入される賞金制度をE記者に教えてみた。マラソン1位(男女)には賞金800万円と200万円相当の副賞が用意されている。さらに世界記録を出した場合は3000万円が進呈されるとのこと。「賞金」という言葉に見事に反応するE記者。急にやる気が出たようだ。しまいには「世界記録出します」なんて軽口をたたき始めた。11月6日に発表された賞金の詳細はこちらで確認できる。

 編集部内での東京マラソン2009の出場者は、E記者のみとなったが、残り4人はフルマラソンを走る勢いでE記者のサポートにまわる構えだ(追加抽選が行われる場合もあるらしいが)。なお、東京マラソン2009の公式サイトでは、「コースムービー」や「Google Earth」でのコースの紹介、コースマップの提供を行っている。今回当選した方はイメージトレーニングに役立ててみてはいかがだろうか。落選してしまった人も、参加者の気分となってチェックするとおもしろい。次回以降の予習に活用してみるのもいいだろう。

 ちなみに当選の知らせからしばらく日がたったが、E記者に練習を始める気配はない……。大丈夫か、おい?

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