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今回はLet'snote LIGHT W2の量産試作機を触った。製品版に施されるいくつかの印刷などはまだない
Let'snoteシリーズ、さらにパワーアップ

軽量ノートPCとしてパワー・モバイラーに人気のあったLet'snoteシリーズにこの夏追加されたW2は、T2と同様の12.1型液晶を搭載しつつ、パームレストが開閉してDVD-ROM/CD-R/RWを内蔵するという斬新なフォームファクタを備えて登場した。発売されるのは「CF-W2AW1AXR」1モデルとなる。さっそくその使い心地を報告しよう。
念のために言っておくと、店頭モデルについては「Let'snote LIGHT」というブランド名がつけられており、松下電器産業のWeb直販サイト「マイレッツ倶楽部」で販売される個人向けは「Let'snote」、法人向けが「Let'snote PRO」となる。それぞれシリーズごとのフォームファクタは同一だが、用意されるモデルは微妙に異なるので気をつけたい。今回は店頭モデル及びマイレッツ倶楽部の個人向けモデルをベースに話を進めたい。
まずはスペックから。R2やT2同様にインテルCentrinoモバイル・テクノロジを採用し、超低電圧版Pentium M 900MHzを搭載。チップセットは855GMチップセットで標準256Mバイトのメモリ(最大512Mバイト)、Ultra ATA100の40GバイトHDDとなる。今回R2とT2にはHDDが60Gバイトのモデルも「マイレッツ倶楽部」では選択できるが、このW2は40Gバイトのみ。60Gバイトモデルは6月から予約開始で、出荷は7月の予定だそうだ。
筐体としてはT2を元にした設計となっており、T2・R2同様に、非動作時の30cm落下衝撃試験に耐える。天板はプレス成形によって可能となった極薄マグネシウム合金となっており、強度のためにLet'snote特有の“車のボンネット”形状に、さらに2本の溝がプラスされている。
重量的にも“Let'snote”的軽量への挑戦が行われた。DVD-ROM/CD-R/RWドライブを内蔵したノートPCとして世界最軽量の1,290gを実現している。ノーマルなT2が1,070gなのに対し、光学ドライブ部分で99g、4セルから6セルへと増量されたバッテリなどで残りの増加分ということのようだ。
このバッテリセルの増加は非常に大きい効果をもたらす。Centrino技術とあわせ、標準バッテリで7.5時間という並ではない持続力を備えることに成功した。
そのほか、2003年夏のLet'snote全てに共通として、ファンレス設計、円形のホイールパッドを円弧に指でなぞると画面スクロールができる機能の搭載、Centrinoなので802.11bの無線LANを全てに搭載(W2以外は、軽量モデルを選択すると外すこともできる)、キートップ周縁部カラーの黒からグレイへの変更、などがあげられるだろう。

ボンネット・デザインは継承。なお本機は量産試作機のため、製品版では若干のデザイン変更はあるとのこと

左側面。前部にはコンボドライブの開閉スイッチ
松下らしさぷんぷんのパームレスト開閉式光学ドライブ

さてスペックはこのあたりにして、使用感を報告しよう。
松下といえば、工業製品のミニサイズ化・ギミック化を得意とする日本の製造業の中でも最右翼の1社。今回もやってくれた。T2と比べて約2mmほど筐体に厚みが出てしまってはいるが、パームレストが開閉して光学ドライブを搭載するとは驚きだ。
この光学ドライブ開閉部は、電源がオンの状態でないと開かないようになっている。開閉スイッチは本体左側面にある。実際にCD-ROMなどを入れてデータを読み込ませてみると、予想外に駆動音が気になった。これはファンレスのLet'snoteだからこそなのかも知れない。車にたとえるなら、「エンジン回転音はまったくしない、気になるのはロードノイズだけのトヨタ車」のようなものだろう。
[大出裕之, ITmedia]
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