> レビュー 2003年5月20日 22時31分 更新

Let'snote LIGHT R1 CF-R1 MCAXR:堅牢設計で1kgを切る小型軽量ボディ
松下電器産業
製品写真
総合評価 8点
携帯性 9
操作性 7
パフォーマンス 8
機能性・拡張性 6
バッテリ性能 8
コストパフォーマンス 7
レイティングポリシー

総合評価コメント

 軽さと省電力性で10.4型サブノートPCのエポックメイキングとなった松下電器産業の「Let'snote LIGHT R1シリーズ」。A5ファイルサイズと呼んでもおかしくないコンパクトさとバッテリ込みで960gの重量、堅牢性を確保するマグネシウムボディ、さらにバッテリ駆動約5時間という基本性能の高さは本機にも継承されている。頑丈なノートPCを気軽に持ち歩きたいユーザーにお勧めだ。→レビュー本文

評価のポイント

携帯性
    B5サイズ、バッテリ内蔵で960gという重量は、女性が持ち歩いても苦にならない重さで、バッグに入れてかさばらない。軽量ながらも堅牢性は確保されており、携帯性は良好。付属のACアダプタも小型で携帯に便利。
操作性
    キーピッチ17mm、キーストローク2mmを持つキーボードは、一部不等キーピッチが見られるものの、全体的に打ちやすい。円形の操作部を持つホイールパットは、付属ユーティリティによりシャトルリング感覚でスクロールできる。ただし、10.4型のXGA対応ディスプレイは文字や画像が小さく表示されるため、人によっては見にくく感じるだろう。
性能
    超低電圧版モバイルPentium III-M 933MHzを搭載しており、モバイル向けとしては十分なパフォーマンスを発揮する。拡張版SpeedStepにより、バッテリ駆動時間も両立している。また、ファンレス仕様なので、静かな場所でもファン音を気にすることなく使用できる。
機能性・拡張性
    メモリは最大384Mバイトとなっており、モバイルとして利用するなら十分だ。SDカードスロットはデジタルカメラやPDAなどのデータを交換するだけでなく、BIOSロックやWindowsログインなどのセキュリティとしても利用可能。
バッテリ性能
    超低電圧版のCPUと拡張版SpeedStepにより、標準バッテリで約5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法1.0の値)のバッテリ駆動は立派といえる。ただし、大容量バッテリは用意されていないので、長時間出先で使用する場合は予備のバッテリを用意しておいた方がいいだろう。
コストパフォーマンス
    量販店では17万円台(2003年4月現在)とコストパフォーマンスは良好だ。後継機はおそらくCentrinoモバイルテクノロジーを搭載するだろうが、若干の値上がりが予想されるので、価格を最重視するなら現行モデルを選択するのもいいだろう。

ベンダー製品担当者からの一言

「Let'snoteシリーズ」は、軽量・長時間駆動・頑丈設計にこだわり商品開発をしております。その企画コンセプトは、ユーザーの皆様から高く評価され、こちらのR1シリーズも、お客様からモバイルパソコンの極みというお声も多く寄せていただいてます。今後も、培った技術力を活かして、モバイルするうえでの快適パソコンとは何かにこだわり、開発していきたいと思います。(松下電器産業 パナソニックマーケティング本部 藤田美穂)

スペック

製品名 CF-R1MCAXR
CPU 超低電圧版モバイルPentium III-M 933MHz
液晶 10.4型TFT(1,024×768ピクセル)
チップセット インテル830MG
グラフィックス(ビデオRAM) チップセットに内蔵(メインメモリと共用)
標準メモリ SDRAM PC133 128Mバイト(最大384Mバイト)
HDD 20Gバイト(UltraATA-100)
光学ドライブ なし
バッテリ駆動時間 約5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法1.0)
本体サイズ(W×D×H) 240×183×23.5〜37.2mm
重量 約960g

[赤坂賢太郎, ITmedia]

関連リンク
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