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アルミボディの採用で堅牢性とデザインを両立


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「PowerBook G4 17" M8793J/A」は、世界で初めて17型液晶を搭載したオールインワンノートPCだ。1,440×900ピクセルという広大な作業エリアを必要に応じて持ち歩けるのが、本機の最大の特長である。
17型液晶を搭載していることもあり、本体はかなり大柄だ。幅392mmはB4サイズを越えA3サイズに迫る勢いだが、ワイド型液晶のため奥行きは259mmと思いのほか短く、15型クラスのオールインワンノートPCと同じか、かえって小さいレベルに収まっている。また、幅はあるものの光学メディアは本体の前面から挿入する方式のため、本体幅以上のスペースは必要としない。
筐体の素材には、PowerBook G4 12"と同様にアルミニウム合金を採用。堅牢性や放熱性に加え、光沢を抑えたアルミの質感が本機のデザインアクセントになっている。



本体サイズは392(W)×259(D)×26(H)mm、重量は約3.09kg。横幅はA3サイズに迫る勢いだが、奥行きは15型クラスのオールインワンノートPCと同じか、かえって小さいレベルに収まっている。光学メディアは本体の前面から挿入するため、本体幅以上のスペースは必要としない(クリックすると拡大します)
※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります
CPUには、256Kバイトの2次キャッシュを内蔵するPowerPC G4 1GHzを搭載。また、1Mバイトの3次キャッシュも装備している。Mac OS X環境で快適に使用するうえでパフォーマンス的には問題ないが、デスクトップ型のPower Mac G4シリーズの最高クロックが1.42GHz(搭載CPUは2個)になっていることを考えると、もう少しパワーが欲しいところだ。今後のアップデートに期待したい。
グラフィックスには、64MバイトのビデオRAMを装備したNVIDIA GeForce4 440Goを採用している。ただし、Windows系ノートPCの世界では、GeForce4 440GoよりもPowerBook G4 15インチが搭載しているATI Mobility RADEON 9000の方が3Dグラフィック性能は高いとされており、この辺のチョイスは少々疑問を感じる。個人的には、もう少しパフォーマンスの高いビデオチップが欲しいところだ。
バッテリ駆動時間は、メーカー公表値で約4.5時間。サイズを考えるとかなり健闘しているといえるだろう。
ハードディスクは60GバイトのUltraATA-100対応ドライブを内蔵。光学ドライブにはスロットローディング式のDVD-R & CD-R/RW SuperDriveを採用している。
[赤坂賢太郎, ITmedia]
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