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ノートPCでは世界初の17型ワイド液晶を搭載

PowerBook G4 17"は、解像度1,440×900ピクセルの17型ワイド液晶を搭載している。横長の画面は、グラフィックソフトやビデオ編集ソフトなど各種のアプリケーションで複数のパレットを表示して作業する場合以外にも、メッセンジャーソフトなどを使う際にも重宝する。輝度、コントラストともに良好で、画質も優れている。デュアルディスプレイにも対応しているため、外部ディスプレイを接続することにより広大な作業エリアを活用することも可能だ。
インタフェースでは、USB 2.0よりも高速なデータ転送速度最大800MbpsのFirewire 800(IEEE1394b)をメーカー製PCで初めて搭載。このほか、USB 1.1×2、FireWire(IEEE1394)、DVI、Sビデオ出力、モデム、LAN、PCカードスロットType II、サウンド入/出力を装備する。ネットワーク機能は充実しており、IEEE802.11g対応の無線LANカードを標準搭載し、Bluetooth 1.1を内蔵する。LANもギガビットEthernet対応で、どんな場所でも快適なネットワーク環境を構築できる。

本体右側面。DVD、Sビデオ出力、Ethernet、FireWire 800(IEEE1394b)、FireWire(IEEE1394)、USB 1.1が並ぶ。FireWire 800は、変換アダプタを使えば既存のFirewire機器を接続可能だ(クリックすると拡大します)

本体左側面。モデム、USB 1.1、PCカードスロットType II、サウンド入/出力が装備されている(クリックすると拡大します)
キーボードには、アンビエントライトセンサーを備えたバックライトが装着されている。周囲の明るさに応じてディスプレイの輝度を変えるだけでなく、キーボードのバックライトを点灯する。キーボードを上面から照らす方式だとできてしまう手の影がないので、暗い所でも快適に作業が行える。なお、PowerBook G4 12"と同様にキーボードユニットが本体に固定されたため、打鍵感が大幅に向上した。

キーボードはキーピッチ19mmのフルサイズ。キーボードが固定式になったためベース部分の剛性が高まり、打鍵感が向上した。トラックパッドはキーボードから若干離れぎみ(クリックすると拡大します)

アンビエントライトセンサーにより、周囲が暗くなるとキーボードのバックライトが自動的に点灯する。白く浮き上がるキートップの文字もきれいだ(クリックすると拡大します)
価格は41万9,800円(直販価格)と高価で、一般のユーザーがおいそれと手を出せる値段ではない。しかし、1,440×900ピクセルという17型ワイド液晶の広大な作業エリアやノート型Macではトップクラスのマシンパフォーマンスなどが生産性向上に貢献することは間違いなく、価格との兼ね合いでそれらをどう評価するかがポイントになるだろう。
[赤坂賢太郎, ITmedia]
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