リコー伝統の通信機能を手軽に――「Caplio Pro G3」レビュー(3/3)また、デジカメ+GPSという組み合わせを釣りに活用すれば、釣果を撮影するのと同時に釣れたポイントの位置情報を画像に記録することができる。「以前ヘラブナがよく釣れた場所にまた行ってみよう」というときに画像のGPSデータを参照すれば、以前釣れたポイントへ的確にたどり着くことができるのだ。そのほかにも、GPSカードとの組み合わせは、アウトドアのさまざまなシーンで活躍しそうだ。 実売価格は8万円を切ることが予想されるCalio Pro G3は、一般ユーザーにも手が届く“普及型の通信デジカメ”として注目したい。
記録メディア用スロットを2つ以上装備するデジカメは、スマートメディアスロットとTYPE-IIのCFスロットを備えた富士写真フイルムの「FinePix S602」や、SDメモリーカードとメモリースティックの両メディアに対応したダブルスロット搭載のコニカ「KD-400Z」などがある。だがCalio Pro G3は、記録メディア用としてSDメモリーカードスロットが用意され、CFカードスロットは各種通信カードを使うI/Oカード専用とするなどスロットごとに役割分担を行っている。そのため、発表資料の仕様表には「CFカードスロットはCFメモリカードには対応していません」と明記されている。 ところが、SDカードが入っていない状態でCFカードを入れると、なんとメモリカードとして認識してしまう。つまり、通信用CFカードスロットを記録メディア用として使えるできるのだ。早速CFメモリカードを挿入してみたところ、まったく問題なく使うことができた。 (※ 編集部注:初出の記事では「Calio Pro G3のSETUPメニューにSDとCFを切り替えられる設定がある」と記載したが、これは試作機のファームウェアがテストバージョンだったためで、製品版にはこの設定は削除されている。だが、メモリカードが使えてしまう“仕様”はそのまま残されている)
CFメモリカードが問題なく使える さらに、このCFカードスロットはTYPE-IIに対応しており、MicroDriveも挿入することができる。こちらも試したところ、Calio Pro G3はこの1Gバイトの大容量小型HDDをいとも簡単に認識した。MicroDriveを使えるコンパクトデジカメは、現行機種では三洋電機やキヤノンの一部モデルのみと非常に少ないので、高解像度で何十枚も撮影したいというユーザーにとっては、耳寄りなニュースだろう。もちろん、メーカーサポート外の利用法ということはお忘れなく。
メーカーサポート外の利用法ながら、大容量のMicroDriveにも対応 Caplio Pro G3の主な機能は以下の通り。
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