> レビュー 2003年7月7日 04:47 PM 更新

コンパクトボディに5倍ズームレンズと多彩な機能を満載
ペンタックス Optio550(2/4)

製品写真
総合評価8
画質8
カメラ性能9
デジタル性能9
デザイン・インタフェース7
機動力6
レイティングポリシー

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なんといっても5倍ズームレンズ


 2001年にOptio330でデジカメ界に再デビューしたペンタックスの2003年は面白い。カードサイズの3倍ズーム機「OptioS」、液晶モニタが回転する、デジタル系お遊び機能満載の楽しいデジカメ「Optio33L」、そして3倍ズーム機並のコンパクトなボディに5倍ズームレンズを埋め込んだマニュアル系ハイエンド機「Optio550」と、一癖も二癖もある個性派を送り込んできたのだ。

 ここで取り上げるのは、ハイエンド機のOptio550。大きさは、標準的な3倍ズーム機をちょっと大きくしたくらい。重さは本体のみで205グラムとけっこう軽量。そしてレンズは37.5ミリ相当からの5倍ズーム。テレ端では187.5ミリ相当とかなりの望遠だ。これだけあればまずは困らない。


ボディほぼ中央にレンズがあるオーソドックスなスタイルで、レンズまわりのティアドロップっぽいワンポイントがユニーク。ここまで鏡面仕上げにしなくてもいい気はするが。レンズの上にはパッシブAFセンサー、光学ファインダーなどがある



デザイン上の工夫で小さく見せてはいるが、奥行きは3センチを超える。だが、印象としては非常にコンパクト。レンズも5倍ズームながらあまり長く飛び出ないのがよい

 望遠側が長いだけではない。なんと、マクロモードにするとズーム全域で15センチまで寄れる。187.5ミリの望遠でマクロを使えば、SDカードよりひとまわり大きいくらいのものを画面いっぱいに撮れるのだ。これはすごい。さらにスーパーマクロモードにすると、ワイド端にレンズは固定されるが、約2センチまで寄れる。望遠とマクロに強いレンズなのである。レンズの明るさはF2.8〜4.6と、これもコンパクト3倍ズーム機並みである。

 望遠だとAFの速度や精度が問題になりやすいが、Optio550は通常のCCDを使ったTTLコントラスト検出方式に加え、パッシブAFセンサーも併用。パッシブAFセンサーが働かないマクロ撮影時はけっこう待たされるが、ある程度遠い被写体に対してはなかなか快適にピントが合う。

 CCDは1/1.8インチの500万画素。やはり画素ピッチが小さくなった影響があるのかややノイジーで、基本ISO感度が64からになっている。日陰にいる人物などを撮ると肌色がちょっとざらつくのが気になるが、発色はよく、適度にメリハリがあって基本的にはさわやかな絵だ。

[荻窪圭, ITmedia ]

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