> レビュー 2003年7月7日 08:58 PM 更新

AVクリエイティブ機能を満載したLaVieシリーズのフラッグシップ
NEC LaVie T LT500/5D(2/3)

製品写真
総合評価7
デザイン7
パフォーマンス7
機能8
拡張性6
付属ソフト8
コストパフォーマンス6
レイティングポリシー

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AVクリエイティブ機能が充実


 「LaVie T LT500/5D」(以下LT500/5D)は、2003年初めの段階では、NECのコンシューマー向けノートPCの中ではフラッグシップにあたる製品だ。TV録画機能やDVD作成機能など、AVクリエイティブ機能を備えている。

 内蔵のTVチューナーはハードウェアエンコードに対応しており、録画時のCPU負荷を抑えることができる。タイムベースコレクタ、デジタルノイズリダクションといった画質向上のための機能も装備。TV閲覧ソフト「Smart Vision 2.0」はタイムシフトに対応しており、見逃したシーンをさかのぼって見たり、放送中のTV番組の一時停止などができる。また、ADAMS-EPGによる電子番組表を使用した番組予約も可能だ。

 DVDソフト「WinDVD4」はドルビーヘッドホンに対応しており、ヘッドホンだけでも迫力のあるドルビーサラウンドが楽しめるほか、ドルビーバーチャルスピーカー機能により、ステレオスピーカーで迫力あるサウンドが楽しめる。

 ただし、筐体の大きさを考えるとサブウーファも欲しいところ。内蔵のスピーカーの出力は1.62ワットと少なめで、普通に聞いている分にはなんの問題もないものの、もう少し出力があった方がより迫力のある音を再生できただろう。

 動画の取り込みやDVD作成といったクリエィティブな使い道では、扱うファイルが大きくなる。このためハードディスクは60Gバイトのドライブを採用し、光学式ドライブはDVD-RAMの書き換えに対応したDVDマルチドライブを内蔵した。添付のDVD作成ソフト「Ulead DVD MovieWriter for NEC」により、DVD-Videoも作成できる。なお、内蔵のハードディスクで最大で約42時間のテレビ録画が可能だ。

高級感のある外装はLaVieC譲り

 クリエイティブな用途にはそれなりのCPUパワーを求められる。LT500/5Dのハードウェアは最上とは言えないものの、必要にして十分なスペックを備えている。

 CPUにはモバイルPentium 4/1.80GHz-Mを採用し、十分なパフォーマンスを提供する。ただ、同製品のコンセプトであるクリエイティブな用途を考えると、もう少しCPUパワーが欲しいところだ。チップセットはIntel 845MP、グラフィックスチップは32MバイトのビデオRAMを装備したATI Mobility RADEON 7500を採用。ATI Mobility RADEON 7500はハードウェアT&Lに対応しており、3Dゲームも快適にプレイできる。

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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