> レビュー		2003年7月11日　08:07 PM 更新

用途に合わせて機能を入れ替えられるエンターテインメントベイを装備
ソニー バイオノートNV PCG-NV55E/B（1/3）

	総合評価 7 デザイン 7 パフォーマンス 8 機能 8 拡張性 8 付属ソフト 7 コストパフォーマンス 8 レイティングポリシー

評価のポイント

デザイン

　外装はバイオカラーともいえるバイオレット、背面部分には「VAIO」のロゴといったように、他のバイオノートシリーズに準じている。丸みを帯びた筐体には、数値以上の厚みを感じてしまうだろう。

パフォーマンス

　CPUはモバイルCeleron/1.70GHz、メモリは256Mバイトと価格を考えると標準的。ビジネス用途には十分だが、コンテンツ作成アプリケーションでは少々荷が重い。グラフィックチップはMobility RADEON 7500を採用しており、チップセット統合型のグラフィック機能を搭載している製品に比べ、パフォーマンスは高い。

機能

　エンターテインメントベイによりさまざま機能を付加できる。SXGA+対応のディスプレイによりデスクトップも広く使える。キーボードの打鍵感は柔らかめ。インテリジェントタッチパッドはセンタージョグとバックボタンを備え、Webブラウザのスクロールなどで重宝する。

拡張性

　ホットスワップに対応したエンターテインメントベイを装備し、Net MD、コンパクトウーファ、フロッピーディスクドライブ、テンキー（オプション）といった4種類のベイユニットを用途に応じて使い分けられる。USB 2.0は非対応となっているが、インタフェースは充実しており、ほとんどの周辺機器をダイレクトに装着できる。

付属ソフト

　ビデオ編集ソフトや画像管理ソフトといったエンターテインメント色の強いものから、マイクロソフトの「Office XP Personal」などのビジネスアプリまで、“満遍なく”付属している。

コストパフォーマンス

　20万円を大きく切る実売価格（2003年7月時点）は、SXGA+液晶を備えたノートパソコンとしてはリーズナブル。エンターテインメントベイによる拡張性や添付アプリケーションの充実度を考えると十分納得のいくものとなっている。

総合評価

　「エンターテインメントベイ」と呼ばれる拡張ベイを搭載したオールイワンノート。Net MD、コンパクトウーファー、FDD、テンキー（オプション）の4種類のベイユニットを用途に応じて使い分けられる。SXGA+（1400×1050ピクセル）に対応した15インチ液晶ディスプレイや幅広いアプリケーションを搭載・添付するなど、ビジネスユースにも十分対応できる。

ベンダー製品担当者からの一言

「バイオノートNV」はお客様のお好みによってさまざまなベイユニットを装着してお使いいただけるマシンです。Net MDへ簡単に音楽転送ができるNet MDベイユニット、DVDでの映画鑑賞に迫力の重低音を加えるコンパクトウーファベイユニットなど、用途にあわせてお楽しみいただけます。もちろんSXGA+液晶搭載、充実したインタフェースなど基本性能もしっかりしていますので安心してお使いいただけます。（ソニー　ITカンパニー　企画部　太田 裕美）

主要スペック

CPU	モバイルCeleron/1.70GHz
液晶	SXGA+（1400×1050ピクセル）対応15インチ広視野角TFT
チップセット	Intel 845MZ
グラフィックス（ビデオRAM）	ATI Mobility RADEON 7500（32Mバイト）
標準メモリ	DDR SDRAM PC2100 256Mバイト（最大512MBバイト）
HDD	40Gバイト（UltraATA/100）
光学ドライブ	DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ
本体サイズ（W×D×H）	336×276.1×42.8〜53.3mm
重量	3.7kg（ウェイトセーバ装着時）

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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