ミノルタ、最速AF&独自手ブレ補正の5メガ7倍ズーム機「DiMAGE A1」ミノルタは8月7日、光学7倍ズームを搭載した有効約500万画素のハイエンド向けデジタルカメラ「DiMAGE A1」を発表した。9月下旬から発売する。価格はオープンだが、実売は13万円前後となる見込み。
光学7倍ズーム・5Mピクセルのハイエンド向けデジカメ「DiMAGE A1」 DiMAGEシリーズの最上位機種となるレンズ一体型一眼レフタイプのA1は、昨年9月に発表したフラッグシップモデル「DiMAGE 7Hi」の後継機になる。 撮像素子に、有効画素数は500万画素の新タイプ2/3型プログレッシブスキャンCCDを世界で初めて採用。新開発の画像処理エンジン「SUPHEED(サフィード)」によって、5メガピクセルの高解像度画像を高速・高画質に処理し、さらに低消費電力も達成。新タイプのCCDは画像転送を一度に行えるため、電子シャッター制御によって最大1/16000秒という超高速シャッターに対応した。
高速化と省電力を両立した新開発の画像処理エンジン「SUPHEED(サフィード)」 映像AF方式のオートフォーカスは、ワンショットAF/コンティニュアスAF/フルタイムAF/動体追尾AFなど多彩なAFモードを装備。ワンショットAFモードでは、前機種のDiMAGE 7iに比べて約1.5 倍となる約0.2秒のAFスピードを実現。「500万画素クラスのデジカメでは、クラス最速のAFスピードとなる」(同社) また、コンティニュアスAFモードでは、被写体の動きを全画面でシームレスにピントを合わせ続ける新開発「3D AF」を搭載。左右の動きだけでなく、前後の動きにもリアルタイムかつ高精度にピント合わせが可能。被写体の動きを予測する動体予測機能も備えた。
画像処理では、各色を14bitでA/D変換処理することで、ダイナミックレンジ拡大と豊かな階調表現を実現。また、進化した独自の画像処理技術「CxProcess II」によって、定評ある描写力の高さに加えて、ハイライト/シャドー部の階調描写力を向上させた。
レンズは、光学7倍ズームのGTレンズを搭載。焦点距離は35ミリ判換算で28‐200ミリとなり、広角から望遠まで幅広い撮影が行える。2倍デジタルズームと併用して400ミリ相当の望遠撮影も可能。 高倍率ズーム搭載に合わせて、独自の手ブレ補正機構も装備した。従来の手ブレ補正機構には、電子的にブレを補正する電子方式や、手ブレの振動に合わせてレンズをシフトさせる光学シフト方式などがあったが、電子方式は画質劣化を招き、光学シフト方式は細かい手ブレ(低周波手ブレ)に対して効果が弱いといった欠点があった。 A1に搭載された新開発の手ブレ補正機構は、角速度センサーによって手ブレを検出し、ブレに合わせてCCDを上下左右方向に動かすことで補正する「CCDシフト方式」を採用。補正駆動アクチュエータには、同社独自開発のSIDM(Smooth Impact Drive Mechanism)を搭載しており、スムーズで静かな制御を可能にしている。 「手ブレ補正機構によってシャッター速度約3段分の補正効果が得られるので、手持ちでの望遠や薄暗い夕暮れ時の撮影などで威力を発揮する」(同社)
独自の世界初「CCDシフト方式手ブレ補正機構」を搭載 背面液晶モニターには、高視野角・高コントラストな低温ポリシリコンTFT液晶を採用。下方向に20度、上方向に90度のチルトが可能で、ローアングルやハイアングルでの撮影が自然な姿勢で行える。また、90度チルト機構付きの電子ビューファインダーには、視認性が高く高精細な23.5万画素の新タイプTFT液晶を採用した。
背面液晶モニターは、下方向に20度、上方向に90度のチルトが可能 サイズは、117(幅)×85(高さ)×113.5(奥行き)ミリで重さは560グラム(電池、記録メディア別)。記録媒体はコンパクトフラッシュのほかMicroDriveも使える。通信機能を装備し、CF型のモデムカードやPHSカードを利用して、メール送信やFTPでの画像送信が可能。バッテリーは専用リチウム充電池を使用する。
専用リチウムイオン充電池2本または単三形電池6本で使用できるオプションの「バッテリーパックBP-400」を装着することで長時間撮影が可能 DiMAGE A1の主な仕様は以下の通り。
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