CPUにモバイルAthlon XP-M 1500+を採用したエントリーユーザー向けオールインワンノート。14.1インチ液晶搭載の2スピンドル機だが、モバイル用途も視野に入れた設計となっている。DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ搭載で12万4800円からと、お買い得感も高い。
ソーテックの「WinBook WV7150C」は、CPUにモバイルAthlon XP-M 1500+を採用した低価格ノートPC。DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブを搭載して12万4800円から(直販価格)と、かなりお買い得感のある製品だ。 全体的な印象としては、薄く見えるデザインに好感が持てる。本体の手前部分を薄くすることで全体を薄く見せているのだが、これはなかなかに良い。底面の足で吸気ルートを確保しているのも良い点だろう。
本体の手前部分を薄くすることで、“スリム”のイメージ作りに成功している。 最近のオールインワンノートはパームレスト部分を大きく取り、キーボードを奥に配置しているものが多い。それに対しWV7150Cではキーボードが本体中央に配置され、奥、つまり液晶に近い部分にはかなりの「余白」が設けられている。 実はこの「余白」、バッテリーを搭載するためのもの。WV7150Cのバッテリーは本体下部ではなく、キーボードの奥に装着する構造になっている。このためバッテリーを抜くと、この部分は素通しになって机の上が見えるわけだ。
バッテリーはキーボードの奥の「余白」部分に搭載する。バッテリーを外すと、液晶の左側ヒンジから電源ボタンの左側までの余白部分はがらんどうになる デザインはシャープでなかなかカッコいい。青く光る電源ボタンも見栄えがする。
ちょっといただけないのは、インターネットやメールボタンが本体前面に配置されている点。これらのボタンは液晶を閉じた状態で押すはずがないからだ。それに対し、充電インジケータとスリープ表示LEDは右手奥に配されている。一応は液晶を閉じても見えるように工夫されているのだが、実際には右側からのぞき込むようにしないとよく見えない。こういうものこそ本体前面に持ってくるべきだったのではないだろうか。
本体前面にインターネット、検索、お気に入り、Eメールの各クイックスタートボタンが配置されている 謎だったのは、Webの製品紹介ページにも記載されている「輝きシート」とおぼしきテカテカの透明プラスチックシート。液晶パネル部分にはめ込まれているのだが、特に固定されているわけではなく、透明な粘着テープで4カ所を留めているだけなのだ。これがあると、確かに見た目は最近はやりのテカテカ液晶のように見える。しかし、取り付け方があまりにもお粗末。ソーテックによれば、不要な人はすぐに取り外せるようにしたとのことなのだが……。 液晶パネルは、1024×768ピクセル、1600万色表示が可能な14.1インチTFT。表示はきれいで、視野角もノートPC用としては十分である。 [高橋隆雄, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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