ソーテック WinBook WV7150C――モバイルテイストのエントリーユーザー向けオールインワンノート(2/3)
I/Oポートやスロットは本体の左右両側面に集められている。例外は内蔵モデムで、これだけは背面右手にある。右側手前にはUSB 2.0×2とPS/2がある。これらはマウスやデジカメなど、手元で使う機器や抜き差し頻度の高い機器を接続するのに最適で、この工夫はなかなか良い。外部ディスプレイポートは右奥に配置されている。 バッテリーが装着されるため、背面にあるのは内蔵モデムポートのみ
右側面には、DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブやUSB 2.0×2、PS/2、外部ディスプレイの各ポートが並ぶ 左側にはUSB 2.0、IEEE 1394、Sビデオ出力、PCカードType II×1に加え、LANポートがある。このLANポートはちょっといただけない。この位置にLANケーブルを横向きにつなぐためには、ノートPCの左側にはそれなりのスペースが必要だからである。むしろ内蔵モデムと位置が逆ならよかったのではないだろうか。ちなみに、ストレートタイプのACアダプタのプラグも左サイドにつなぐ。L型のプラグを採用していてくれれば抜け対策にもなり、かつ場所も取らないのだが。せっかくのノートPC、きれいに設置して使いたいものである。
左側面には、Sビデオ出力、LAN、USB 2.0、IEEE 1394、PCカードスロットType II×1が配置されている
キーボードはキーピッチ19ミリ、キーストローク3ミリを持つ。個人的には少しゴム感のあるタッチが気になるが、ノートPCのキーボードとしてはタッチ感は良い部類に入るだろう。少し離して配置されたカーソル移動キーも使い勝手が良い点の一つとして評価したい。ただし、一部のキーが変則ピッチなのは欠点といえる。特にEnterキー周りに配置された特殊記号キー類がよろしくない。また、Enterキーの右にHome、PgUp、PgDnキーが置かれているのも誤操作を招きやすい。
キータッチは良好だが、Enterキー周りの不等キーや、Enterキー右隣のHome/PgUp/PgDnキーが使い勝手を損ねている ポインティングデバイスは静電式タッチパッドで、2ボタン+スクロールボタン付きのもの。操作感は、可もなく不可もなくといったところか。 ただし、難点もある。タッチパッドが“熱い”のだ。いや、熱いというのはさすがに大げさで、正確には「暖かい」と言うべきだろうが、今の季節だと熱の逃げ場があまりないせいか、特に熱く感じる。タッチパッド下付近にHDDか何かが入っているようで、その熱がタッチパッド部分に逃げているようなのだ。このため、左側パームレスト部分からタッチパッド部分にかけて温度が上がる。これは本体を薄く設計したことによる熱処理の問題だろう。直接手に触れる部分だけに、妙に温度が上がるのは気になるところだ。 そこでハタと気が付いたのは、このWV7150Cが“モバイルユース”を意識したオールインワンノートではないかということだ。2.85キロという重量ながら、バッテリー駆動時間は約3.3時間以上とモバイルにも使えなくはない仕様である。比較的薄型のボディも、どうもモバイルを意識した設計のようである。オールインワンノートというと、携帯性を無視した、省スペースデスクトップ代わりの製品が多いのだが、WV7150Cはどちらかと言えば持ち運べるオールインワンという感じがする。 [高橋隆雄, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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