IEEE802.11a/b/g対応、RADEON IGP 350M搭載のモバイルノート――HP Compaq Business Notebook nc4000(1/3)12.1インチモバイルノートPCの「HP Compaq Business Notebook nc4000」は、IEEE802.11a/b/gの3種類の無線LANに対応。また、Pentium M対応のサードパーティー製チップセット「RADEON IGP 350M」を採用している。
日本HPの「HP Compaq Business Notebook nc4000(PM1.4/12X/256/40/WL/XP)」(以下nc4000)はIEEE802.11a/b/gの無線LANに対応。チップセットにはATI Technologiesの「RADEON IGP 350M」を初採用するなど、意欲的な仕様のモバイルノートPCだ。これらのポイントは後に詳しく紹介するとして、まずはその外観や操作性について述べていこう。 nc4000の本体サイズは、幅279.4×奥行き233.7×高さ27.9ミリ。12.1インチ液晶搭載で約1.58キロという重量は、最近のモバイルノートPCの中では特に軽いほうではないが、その強靭な筐体には十分信頼を寄せることができる。
nc4000の液晶を閉じた様子。液晶部分を押しても、ゆがみやたわみは少ない モバイルノートPCとしての操作性にも、十分配慮がなされている。ポインティングデバイスは、タッチパッドとポイントスティックの両方を装備。マウスの使用が難しいモバイル環境においても快適な操作が行える。
タッチパッドとポイントスティックを装備。好みのポインティングデバイスを選択できる もちろんこれらのポインティングデバイスは、おのおのカスタマイズすることが可能。「Synaptics TouchStyk」と「Synaptics TouchPad」から左右ボタンの機能を変更したり、タッチパッドにスクロール機能やタップ領域を設定できる。
タッチパッドだけでなく、ポイントスティックもさまざまなカスタマイズが行える nc4000は、キーボードの操作性にも優れている。フルサイズのキーボードが採用されているだけでなく、タイピングの感触が極めて良好なのだ。モバイルノートPCとして売られている製品の中では、非常に操作感の良い製品といえるだろう。上下左右の矢印キーが上下左右の位置に正しく配列されているなど、細かな配慮も行き届いている。ファンクションキーや「Delete」キーなどの特殊キーは、12.1インチノートだけにさすがに小さくなってしまうが、これらの操作性も悪くはない。
nc4000のキーボード。フルサイズキーボードがコンパクトにまとめられている。タイピングの感触も極めて良好だ
前にも述べたように、nc4000はIEEE802.11a/b/gの3種類の無線LANに対応している(出荷時はIEEE802.11a/bにのみ対応。IEEE802.11gは、後日同社のホームページからドライバをダウンロードすることで使用可能となる)。ホットスポットの利用など、今やモバイルノートPCにとって不可欠な無線LANであるが、多くのノートPCは11MbpsのIEEE802.11bのみの対応で、54MbpsのIEEE802.11aやIEEE802.11gにも対応している製品はまだ少ない。 無線LANは、将来どの規格が主流になるのかが予測できない面もある。そうした点を踏まえると、多くの規格に対応しているnc4000はそれだけ有利だと考えられる。IEEE802.11a対応のホットスポットもすでに登場していることだし、外出先で高速なネット接続を望むのであれば、nc4000は有力な選択肢の一つになるはずだ。 なお、無線LANのアンテナ2基は液晶の背面に装備されている。ここは多くのノートPCがアンテナの配置に利用している位置であり、nc4000の電波感度もなかなか良好である。
キーボード上部にあるクイックローンチボタンで無線LANの有効/無効を簡単に切り替えることができる
無線LANの有効/無効は、本体前面のランプで確認可能 一方有線のLANは、100BASE-TX/10BASE-Tだけでなく、ギガビットイーサネットの1000BASE-Tにも対応している。通信関連の機能は「将来に渡って大丈夫」と太鼓判を押せるだけの装備が整っている。 [相澤裕介, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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