> レビュー 2003年9月26日 09:23 PM 更新

最高レベルの3D性能と高いモビリティ――バイオノート505 PCG-V505W/P(1/3)

バイオノート505の秋モデル「PCG-V505W/P」が10月11日に発売される。外観は夏モデル「PCG-V505S/PB」とほぼ変らないが、その中身は大きな変貌を遂げた。中でも、ATI製グラフィックチップ「MOBILITY RADEON 9200」の採用が最大のポイントだ。

Pentium M/1.5GHzに更新、メモリも2Gバイトまで増設可能に

 バイオノート505の秋モデルには、Pentium M/1.5GHz搭載の上位機種「PCG-V505W/P」と、Pentium M/1.3GHz搭載の下位機種「PCG-V505F/B」がある。本レビューでは、上位機種であるPCG-V505W/Pの試作機を使用した。PCG-V505W/Pは、夏モデル「PCG-V505S/PB」(5月31日発売)の後継製品に位置付けられている。それでは新製品である秋モデルと、従来製品の夏モデルを比較しながら紹介していこう。


Pentium M/1.5GHz搭載の「バイオノート505 PCG-V505W/P」

 秋モデル、PCG-V505W/Pの搭載CPUは、夏モデルのモバイルPentium 4-M/2.2GHzから、低消費電力でモバイル性能を重視したPentium M/1.5GHzに変更された。この変更に伴って、チップセットも1Mバイトの2次キャッシャを内蔵するIntel 855PMに。メモリ(DDR SDRAM)は、標準搭載容量こそ512Mバイトで夏モデルと変らないものの、DDR333(PC2700)に対応してデータ転送速度の高速化が図られるともに、最大容量も2Gバイトまで増設可能となった(夏モデルは、DDR266(PC2100)対応で最大容量は1Gバイト)。HDDは60Gバイト(Ultra ATA/100)でスペックに変更はない。

※記事初出時、標準搭載メモリが256Mバイトであるとの記述がありました。ここに訂正し、読者ならびに関係者のみなさまにお詫び致します。

グラフィックチップは無印から「MOBILITY RADEON 9200」にパワーアップ!

 秋モデルで最大のポイントになるのは、グラフィックチップにカナダATI Technologiesの「MOBILITY RADEON 9200」が採用されたことだ。

 MOBILITY RADEON 9200はコアクロック210MHzで動作し、32Mバイトのビデオメモリを備える。夏モデルに搭載されていたのはいわゆる無印の「MOBILITY RADEON」で、ビデオメモリは半分の16Mバイト、コアクロックは143MHzだった。

 最近のMOBILITY RADEONは、ハードウェアT&Lを搭載しているとはいえ、現行ラインアップの中では最低位に位置するチップなので、MOBILITY RADEON 9000やその後継チップである同9200と比較すると、3Dパフォーマンスはかなり見劣りした。

 それでは3Dグラフィックのパフォーマンスを実際に検証してみよう。3Dベンチマークテストには、Futuremark製の定番3Dベンチマークソフト「3DMark2001 SE」(Build 330)および「3DMark03」(Build 330)、スクウェア・エニックスのオンラインRPG用ベンチマークソフト「FINAL FANTASY XI Official BenchMark Ver.1.1」を使用した。スコアはいずれも3回計測の平均値で、動作環境は1024×768ピクセル、32ビットカラー、アンチエイリアスなし。なお、本レビューで使用したマシンは試作機のため、量産機とは異なる可能性がある。

3Dベンチマークソフト夏モデル秋モデル
3DMark2001 SE15155444
3DMark0370720
FINAL FANTASY XI17164237

3Dグラフィックのベンチマークテスト結果

 3D性能に関する秋モデルのベンチマークテスト結果はいずれも極めて優れており、ノートPCの中では最高クラスだ。FINAL FANTASY XIのスコアも4000オーバーで、これなら同ゲームをストレスなくプレーできる。もちろんそのほかの大半の3Dゲームも快適に楽しめるだろう。3Dパフォーマンス差が非常に大きいため、秋モデルに対して羨望と嫉妬を感じる夏モデルのユーザーも少なくないかもしれない。

 MOBILITY RADEON 9200の搭載に伴う変更点をソニーに問い合わせてみたところ、基本的には同じ構造(レイアウト)だが基板は全面書き換えで、放熱処理に関してもグラフィックチップを冷やすため若干変更しているとのことだった。ちなみに、MOBILITY RADEON 9200搭載モデルとしては、本製品のほかに日本HPのA4ノート「HP Compaq Business Notebook nx7000」がある。ただ、こちらは重量が約3キロでモバイル向きとは言えない。この点が本モデルとは異なる。


バイオノート505秋モデル(PCG-V505W/P)の左側面


バイオノート505秋モデル(PCG-V505W/P)の右側面

[高柳政弘, ITmedia ]

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