コンパクト機にこそ必須の“手ブレ補正”――松下、新LUMIX(1/2)松下電器産業は10月2日、デジタルカメラ「LUMIX」の新製品3機種を発表。400万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「DMC-FX5」、400万画素12倍ズーム機「DMC-FZ10」、320万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「DMC-FX1」の計3機種が新たにラインアップに加わった。
400万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「DMC-FX5」
400万画素12倍ズーム機「DMC-FZ10」
320万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「DMC-FX1」 注目したいのは、3機種すべてに光学式手ブレ補正機能を備えた点だ。 同社は昨年10月に発表した光学12倍ズームのDMC-FZ1で、光学式の手ブレ補正機能を採用。手ブレが発生しやすい高倍率ズーム機ならではの機能として、ユーザーからも高い支持を得た。 今回の新製品では、12倍ズーム機のDMC-FZ10に加えて、コンパクト機2機種にも手ブレ補正機能を備えた。「3倍ズーム搭載コンパクト機で光学式手ブレ補正機能搭載は世界初」(同社)
カメラで手ブレを起こす原因には、高倍率のほかに「低速シャッター時のホールディングの甘さ」がある。 手ブレを防ぐには、両手でカメラをしっかりとホールディングして脇を締め、低速シャッターを避けるのが原則だが、小型ボディでレンズのF値も暗くなりがちなコンパクトデジカメでは、このような手ブレ回避策をとりづらいのが現状だった。 「近年のデジカメは小型化が進んでおり、人気のスタイリッシュモデルではその傾向が顕著。実は、このようなコンパクトデジカメほど手ブレが発生しやすかった」(同社) 従来、レンズ機構自体が小さなコンパクトデジカメでは、光学式手ブレ補正機能を内蔵するのは困難だったが、同社は光学式手ブレ補正機能を備えた小型ズームレンズを新たに開発。手ブレの発生しやすいコンパクトデジカメで、室内や夜景ポートレートといったスローシャッター時でも、手ブレを抑えた高画質な撮影が可能になった。
光学式手ブレ補正機能を備えた小型ズームレンズを新開発 「手ブレ補正機能がもっとも効果を表すのが、薄暗いシーンでの撮影。従来、手ブレを避けるためにフラッシュを使うと、被写体だけが浮かび上がって周囲が暗くなり、その場の雰囲気が伝わりにくい写真になってしまう。新製品では、夜景ポートレートのようなシャッタースピードの遅い設定でもフラッシュを使わずに手ブレのない“見たままの”高画質な撮影が行える。カメラを不安定に構える自分撮りにも、この手ブレ補正機能は効果を発揮する」(同社)
手ブレ補正機能で、フラッシュを使わずに“見たままの”高画質な撮影が可能 手ブレ補正機能を搭載したコンパクト機DMC-FX5/DMC-FX1は、昨年10月に発表したDMC-F1の後継機。撮像素子は有効400万画素(DMC-FX1は有効320万画素)1/2.5インチCCDを搭載。レンズは、第二世代ライカレンズ「DC VARIO-ELMARIT」を採用し、35ミリ判換算で35-105ミリの光学3倍ズームを装備。独自開発の画像処理LSI「ヴィーナスエンジン」で、高画質・高レスポンスの撮影が行える。
400万画素CCDを搭載した手ブレ補正機能付きコンパクト機「DMC-FX5」
手ブレ補正機能搭載の320万画素タイプ「DMC-FX1」 ハイビジョンTVの解像度に合わせて1920×1080ピクセルで撮影できるハイビジョン(HDTV)モードを装備。先日発表したプラズマ/液晶TV「VIERA」などSDメモリーカードスロット搭載HDTVで、高精細なワイド画像を再生できる。
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