> レビュー 2003年10月24日 07:00 AM 更新

広角27ミリ&光学4倍ズーム搭載で表現力がパワーアップ――CAMEDIA C-5060 Wide Zoom(2/3)


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 シャッタースピードは1/2000〜16秒。絞りF8時は最速1/4000秒、バルブ撮影時は最長120秒となる。

 C-5060では、フォーカスモード設定や測光方式、フラッシュ設定、露出補正など使用頻度の高い機能(設定)をメニュー画面からではなく、独立したボタンとダイヤルの組み合わせで瞬時に選択できる。設定方法は、ボタンを押し、液晶ディスプレイ上に回転メニューを表示。ダイヤルを回転させ、設定したい項目のところで指を離せば変更可能だ。表示項目は、時計回り、反時計回りのどちらにも回転し、とても扱いやすくなっている。さらに、各種ボタンやダイヤルの配置もよく、カメラのグリップから手を離さずに操作することが可能だ。


C-5060の背面。露出補正ボタンとフラッシュボタンが液晶ディスプレイの左に配置された。両ボタンの同時押しで、フラッシュの光量を補正できる。光学ファインダーを利用する場合でも、広角系デジタルカメラで発生しがちなケラレもないので安心だ

 液晶ディスプレイは1.8インチの低温ポリシリコンTFTで、13万ピクセル表示に対応。縦方向に最大180度回転し、横方向に最大270度(時計回りに90度、反時計回りに180度)回転するマルチアングル機構を採用した。ディスプレイを縦方向に上げると、ディスプレイ画面から視線をずらすことなく、実際の被写体もそのまま確認できるのはかなり便利。もちろん、ディスプレイ画面を確認しながらの自分撮りもOKだ。


ディスプレイは縦方向に最大180度跳ね上がる。また、左右に270度回転するマルチアングル機構を採用。写真は縦方向に180度開いた状態だ

 また、両手を頭上に伸ばして撮影するといったシチュエーションでも、液晶ディスプレイの上下角を変えるだけで被写体をしっかりと画面で確認できるのも、本機ならではの優れた特徴だ。このような場合、従来のカメラでは経験と勘に頼らざるを得なかったが、本機では被写体を正確に捉えられる。

 なお撮影時には、被写体のヒストグラムをリアルタイムで表示できる。ハイライト部の白飛び部分は赤色で、シャドウ部の黒つぶれ部分は青色で警告表示。もちろん、再生時の画像に対しても白飛び部や黒つぶれ部を表示することが可能だ。

 さらに、ヒストグラム表示設定を「ダイレクト」に切り替えると、白飛びや黒つぶれの可能性がある部分を、液晶ディスプレイ上に色付きの枠で表示してくれる(白飛び部は赤枠、黒つぶれ部は青枠)。これらのヒストグラム表示機能は、露出設定時には参考になるし、撮影意図を的確に反映できるので積極的に利用するとよいだろう。


ヒストグラム表示画面。白飛び部分は赤色、黒つぶれ部分は青色で警告表示


ダイレクトヒストグラム設定時の白飛び黒つぶれ警告表示画面(撮影時)。白飛び部分は赤枠、黒つぶれ部分は青枠で表示される

 C-5060には液晶ディスプレイの表示画面を9分割(縦・横それぞれ3分割)する罫線表示機能があり、水平ラインおよび垂直ラインを合わせたり、構図を確認したりするのにとても都合がよい。ちなみに、この罫線表示とヒストグラム表示は排他機能となっている。


水平や垂直、構図を確認できる罫線表示機能を搭載している。これは、風景写真などの撮影にもとても有効な機能だ

[高柳政弘, ITmedia ]

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