「LaVie F LF750/7D」は、「家族」をターゲットとしたホームユース向けノートPCだ。家族みんなで手軽に共用できるようにファミリーボタンを装備したほか、家族のさまざまなニーズや用途に対応できるように多彩なインタフェースを装備している。
NECのノートPC、Lavieシリーズは、想定されるニーズ/ユースに合わせて3つのグループに大別される。第1グループがパーソナルユース向けの「Lavie C」、「Lavie L」、「Lavie N」、第2グループがホームユース向けの「Lavie F」、第3グループが「ニュースタイルモバイル」とNECが呼んでいる「Lavie M」、「Lavie J」、「Lavie ME」の各シリーズだ。 第1グループと第3グループは、ビジネスで使うにしろ、趣味に利用するにしろ、どちらも個人市場を狙ったラインアップなので、実装されているCPU、メモリ、周辺機器インタフェースの有無、あるいは重量や形状などの違いによって細かく色分けされていて、製品のバリエーションが豊かだ。 一方第2グループのホームユース向けノートは、バリエーションが少ない。「家庭内のどこにでも移動・設置して、好きなときにやりたいことをするための家族共有のPC」という製品のコンセプトや対象ユーザーがはっきりしているので、いくつものバリエーションを揃える必要性がそもそもないことが理由だろう。 「LaVie F LF750/7D」(以下LF750/7D)は、第2グループに属する「Lavie F」シリーズのノートPCだ(FはFamilyの略)。店頭モデルはもちろん細かいカスタマイズはできないが、本機の兄弟分として、メモリやHDDの容量、IEEE 802.11a/b/gワイヤレスLANやDVDマルチドライブの有無などを細かくカスタマイズできるWeb販売専用モデル「LaVie GタイプF」というシリーズもある。用途に合わせてカスタマイズしたい向きは、後者の選択肢もあるわけだ。 今回は、ホームユースノートPCとしてのLF750/7Dの機能や使い勝手をレビューしていこう。なお、本レビューではプレス向けの試用機を使用しているので、製品版とは異なる場合があることをあらかじめお断りしておく。
LaVie LF750/7Dの主要スペック
箱から取り出してちょっとびっくりしたのがLF750/7Dの大きさと重量だ。幅327×奥行き269.5ミリといわゆるA4ファイルサイズなのだが、後述のDVDマルチドライブやPCカードスロット、各種のインタフェースを備えているので厚みが4センチ近くある。最近は薄型のノートPCばかりが身の回りにあるので、久々に大柄なノートに出会った感じがする。 とはいえ、売れ線シリーズだけあって、デザインはなかなかだ。角に丸みを付けた筐体は無機的なイメージはなく、色調も白に統一されたシックなデザインとなっている。格調というか、気張らない清潔な高級感がある。
[川崎 晃(ハイパーダイン), ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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