> ニュース		2003年11月28日　01:55 PM 更新

Atermに無線LANメディアコンバータ「WL54TE」登場

NECアクセステクニカは12月中旬から、Atermシリーズの無線LANメディアコンバータ「WL54TE」を発売する。イーサネットポートを備えた端末に接続することで、APとの無線接続が可能。オープン価格だが、無線ルータ「WR7600H」（無線LANカード「WL54AG」装着済み）とのセット価格が、2万7800円程度になる見込み。

右が、今回発表されたWL54TE。サイズは、30×109×97ミリ

　WL54TEは、IEEE802.11 a/b/gのデュアルバンドに対応した無線LANメディアコンバータ。10/100BASE-TXのLANポートを2つ備え、これ1台で機器2台を同時に無線化できる。PlayStation 2などのネットワークゲーム機や、ネットワーク家電との接続を想定しており、オンラインゲーム「ファイナルファンタジー XI」の推奨機器認定も取得予定だ。

　無線LANの高速化技術「Super A/G」にも来春に対応の予定で、「これにより実効速度は30Mbps超を目標とする」（NECアクセステクニカ）という。

　セキュリティ面では、WPAのPSK（Pre-Shared key）に対応。TKIPやAESといった暗号化を実現する。ESS-IDステルス機能、MACアドレスフィルタリング機能などを備えるほか、152ビットのWEPにも対応する。なお、ESS-IDやWEPは、WR7600HとWL54TEの“親子間”で設定済みで出荷するなど、安全面での配慮を行っている。

　ESS-IDや暗号化、使用チャネルの設定などは、ユーティリティから親子同時に設定可能。ウィザードに新規搭載された自動検出機能により、手動でIPアドレスを指定する必要がない。ウィザードには音声ガイドも付いており、容易に導入設定が行えるという。

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