デル Dimension 4600C(1/3) デルの「Dimension 4600C」は、コンパクトな筐体を採用したWindows XP Media Center Edition 2004マシンだ。他社とは異なり、ビデオキャプチャ機能を「ALL-IN-WONDER 9000」で実現しているのが特徴だ。
さて、この連載も4回目に突入したが、4台目のマシンはデルの「Dimension 4600C」(以下、4600C)だ。10リットルクラスのコンパクトな筐体を採用しているPentium 4マシンだ。デルはこのほか、ミドルタワーの筐体となる「Dimension 8300」でもMCE2004を選択できるようになっている。
コンパクトなMCE2004マシン「Dimension 4600C」 他社のマシンと大きく異なるのは、コンパクト筐体で厚みがないうえに、ライザカードを使っていないので、Low Profileの拡張カードしか使えない、というところにある。このため4600Cは、ATIの「ALL-IN-WONDER 9000」(Low Profile版)という、グラフィックス機能とビデオキャプチャ機能が一体化したカードを使っているのが特徴だ。筆者は「なぜALL-IN-WONDER 9000なのだろうか?」と疑問に思っていたのだが、確かにLow ProfileのAGPカードでキャプチャ機能にも対応するという制限が付く場合、これしか選択肢がない。 そのほかもう1つPCIスロットが空いているのだが、ここはモデム/PCカード/IEEE1394を使える「マルチアクセス」用のPCIカードのために用意されているので、自由には使えない。マルチアクセスはオプションだが、これを選択しないとIEEE1394やPCカードが使えないうえ、後日あらためて購入できない。コンパクトな筐体ということもあるので、マルチアクセス(1万円)は必須オプションといえるだろう。
本体を開けて見たところ。上がALL-IN-WONDER 9000。下がマルチアクセス用のPCIカード なお、今回評価しているMCE2004マシンは、各社とも判を押したように表面ロゴ以外まったく同じリモコンを採用していたのに、4600Cに付属するものは多少形が変わっている。没個性のリモコンばかりだったので、これはうれしいところだ。
4600Cに付属するリモコン
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