> レビュー 2003年12月9日 03:42 PM 更新

Windows XP Media Center Editionがやってくる――第4回
デル Dimension 4600C(2/3)


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 4600Cは最少構成だと16万3800円(オンライン購入のディスカウント5000円を含む)だが、届いた評価機は標準構成と以下の点が異なっている(構成価格22万8800円)。これに手元にあった14インチTFT液晶(XGA対応)を接続して評価した。

Pentium4/2.6C GHzから3GHzに変更+3万8000円
メモリ512Mバイトから1Gバイト(2×512Mバイト)に変更+1万4000円
マルチアクセス追加+1万円
Dell A215ステレオスピーカーなし−2000円

注)推奨構成ではアドテックの15インチTFT液晶モニタ(3万8000円)が含まれるが、モニタなしモデルを選択できないので、試用したマシンの価格にもモニタ価格は含まれている

 4600Cでは標準でDVD+R/RWドライブ(書き込み4倍、読み込み8倍)が取り付けられており、変更不可能なのだが、評価機はDVD-ROM&CD-R/RWドライブでDVD書き込み機能がなかった。これは評価機だけの問題だろう。ちなみにノートパソコンでも使われている12.5mmのスリム光学ドライブを使用している。

 4600C以外の製品にも適用されるのだろうが、オンラインストアのオプションにはワイヤレスLAN(Dell TrueMobileTM 1180:USB接続)が用意されているのはうれしい。なお、今回の評価には、他機種と同じように、筆者が所有するIEEE802.11b対応PCカードを使用している。

 電源を入れて真っ先に感じたのは、ちょっとうるさいかなぁ、ということだ。これはCPUが3GHzとハイスペックなのに加え、CPUファンがブロアモーターを使用していて、さらにヒートシンクの熱気を吸い込んで外に出すという、なかなかレアな構成のCPUクーラーを使っているのが影響しているのだろう。


CPUクーラーとして採用されているブロアモーター

 コンパクト筐体でハイパワーCPUを冷やすためなので、ある程度は仕方ないのだが、温度制御をしていないのかと思い、ベンチマークソフトを動かすと、CPU温度の上昇とともに、さらにノイズレベルは上昇した。これはちょっといただけない。リビングでこの音はちょっと避けたいところだ。

[小林哲雄, ITmedia ]

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