ホンダ、東京モーターショーで2人乗りの電動コミューターコンセプト
本田技研工業、第42回東京モーターショー2011に小型電動コミューター「MICRO COMMUTER CONCEPT」と2輪EVコミューター「MOTOR COMPO」を出展する。二輪研究所と四輪研究所の共同研究だ。
本田技研工業は11月10日、第42回東京モーターショー2011に小型の電動コミューターのコンセプトモデル「MICRO COMMUTER CONCEPT」と2輪EVコミューター「MOTOR COMPO」を出展すると発表した。二輪研究所と四輪研究所の共同研究だ。
マイクロサイズ未来都市型電動コミューター
MICRO COMMUTER CONCEPTは、室内空間を大きくとり大人2人が乗車できる電動コミューター。通常はドライバーが前席、同乗者が後席に座るが、12歳以下の子どもであれば後部座席を簡易2シートの1+2シート構成にもできる。また、運転席横には2輪EVコミューター「MOTOR COMPO」を搭載する専用スペースも用意する。
インストルメントパネルにはスマートフォンがセットでき、データが同期される。ボディ外装は、まるで“着せ替え携帯電話”のように自分の好きなデザインのシートを差し込んで変更できるようになっている。ボディサイズは、2500×1250×1430ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは1860ミリ。
1充電当たりの走行距離は約60キロ、最高速度は時速60キロ以上、静止状態から時速60キロまでの加速は7.4秒という走行性能。走行用のリチウムイオンバッテリーのほかに、取り外し式のLOOP BATTERYを搭載する。これは、回生エネルギーによる充電が可能で、MOTOR COMPOのバッテリーとして利用したり、ユーティリティバッテリーとして使ったりできる。
モトコンポのEV版? 2輪EVコミューター「MOTOR COMPO」
1981年〜1985年までホンダが販売していた原付バイク「モトコンポ」を覚えている読者も多いかもしれない。コンパクトカー「シティ」のトランクルームに積めるというコンセプトで開発された折り畳める原付だ。
MOTOR COMPOは、21世紀によみがえったモトコンポのような存在。上述のMICRO COMMUTER CONCEPTに設けられた専用スペースに、ハンドルを折り畳んで収納できる。バッテリーは、MICRO COMMUTER CONCEPTでも充電できるLOOP BATTERYだ。計器もやはりMICRO COMMUTER CONCEPTのインパネに差し込めるスマートフォン。ボディサイズは930×489×957ミリ。
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