ニュース
駐車場の消費電力量を4分の1に削減、太陽光発電とLED照明で省エネ:スマートショップ
横浜市にある24時間営業の駐車場に、蓄電が可能な太陽光発電システムを導入した。照明機器もすべてLEDに切り替え、日中と夜間を通して消費電力量を大幅に削減する。
駐車場の「三井のリパーク」を運営する三井不動産リアルティが4月18日に、横浜市の新横浜にある24時間営業の時間貸し駐車場を省エネ型に改装した。LED照明への全面切り替えと太陽光発電システムの併用により、従来の蛍光灯や水銀灯を使っていた場合と比べて、消費電力量を最大で78%削減できるという(図1)。
駐車場に設置した太陽光発電システムは蓄電機能を備えていて、日中に発電した電気を貯めて、夜間の照明に利用する。8枚のソーラーパネル(図2)を使って発電する仕組みで、1日に12時間の日照で4.4kWの電力を照明機器に供給する能力がある。
さらに看板を含めて照明機器を全面的にLEDタイプに切り替えたことにより、1日あたり20.1kWの電力を削減できると見込んでいる。太陽光発電システムが作り出す電力と組み合わせれば、1日の消費電力量は従来の31.5kWから、わずか7kWへ減少する。電力会社に支払う電気代を4分の1に減らせる計算だ。
関連記事
- 西友が290店舗にLED照明を導入、2012年末までに電力消費量20%削減を目指す
全店舗にエネルギー管理システムも導入 - 駅舎照明のLED化で消費電力量半減を見込む、東急自由が丘駅
調光可能なLED照明を1105台設置
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.